ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 事件発生から2週間が経過するサンパウロ大都市圏ABC地区での宝石商親子殺害事件で、10日に新たな進展があった。既に逮捕されているジュリアノ・デ・オリヴェイラ・ラモス容疑者の弟で、逃亡中だったジョナタン・ファグンデス・ラモス容疑者が出頭したのだ。同容疑者はゴンサウヴェス家の長女アナフラヴィア容疑者の恋人のカリーナ・ラモス容疑者のいとこで、6日に逮捕令状が出ていた。アナフラヴィア容疑者によると、ジョナタン容疑者は一家の遺体を載せたジープに放火した際、爆発で火傷を負ったという。逮捕済みの男性容疑者2人は9日のTV番組で、ゴンサウヴェス一家はカリーナ容疑者が絞殺したと主張したが、本人は否定している。

     ◎

 米国で9日、世界最大の映画の祭典アカデミー賞の授賞式が行われた。注目の長編ドキュメンタリー部門にエントリーされた、ブラジルのペトラ・コスタ監督による「ブラジル 消え行く民主主義」は、残念ながら選ばれなかった。受賞したのは、中国企業の米国工場での問題を描いた「アメリカン・ファクトリー」だった。ブラジル政界について描いた「消え行く~」は世論を二分する内容で、受賞こそしなかったが、「よくやった」とねぎらう声も多かった。

     ◎

 サンパウロ市では9日から10日にかけて記録的な雨を見、全国的な話題となった。予報だと、今日11日も引き続いて強い雨が降るという。12日以降は予想降水量こそ減るものの雨の予報で、気温は下がったままだ。こういうときは地盤の緩みに伴う土砂崩れも心配だ。気温の変化による体調不良などにも気をつけたいところだ。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 《サンパウロ市》予防接種会場に響く音楽=週2回オーケストラが生演奏2021年5月11日 《サンパウロ市》予防接種会場に響く音楽=週2回オーケストラが生演奏  サンパウロ市で60~62歳の人への新型コロナの予防接種が始まった6日、同市南部サントアマロ区アドルフォ・ピニェイロ大通りにある特設接種会場、パウロ・エイロー劇場(Teatro Paulo […]
  • 東西南北2021年5月11日 東西南北  8日、リオ市のエドゥアルド・パエス市長が、市内のローダ・デ・サンバ(輪になってサンバを歌う場)でマスクも着けずに生演奏で歌っている姿がネット上で流出。10日朝、謝罪を行う事態が発生した。リオ市では7日に規制緩和が発表され、バーは23時までの営業が可能となっていたが、サンバ・バ […]
  • 《ブラジル》アラウージョ前外相=クロロキン最優先の外交展開=ワクチン関心なしとF紙報道2021年5月11日 《ブラジル》アラウージョ前外相=クロロキン最優先の外交展開=ワクチン関心なしとF紙報道  3月に辞任した前外相のエルネスト・アラウージョ氏が、コロナウイルスへの効用がないとされるクロロキンの国外からの購入に関し、中心となる役目を担っていた疑惑が浮上した。同氏は上院でのコロナ禍に関する議会調査委員会(CPI)で召喚対象となっている重要人物のひとりだ。10日付 […]
  • 《ブラジル》コロナ死者の減少傾向維持=気になるリオ州の感染者増=ファイザー製ワクチン再配布2021年5月11日 《ブラジル》コロナ死者の減少傾向維持=気になるリオ州の感染者増=ファイザー製ワクチン再配布  新型コロナの死者は7日間の平均が2千人超の状態が50日以上続いている。だが感染学上の第14週(4月4~10日)に週間の死者最多(2万1141人)を記録して以来、4週連続で前週比減を記録し、若干ながら落ち着き始めている。ただし、新たな変異株が確認されたリオ州では感染者が […]
  • 《サンパウロ州》新たな予防接種日程を発表=新型コロナとインフルエンザ2021年5月11日 《サンパウロ州》新たな予防接種日程を発表=新型コロナとインフルエンザ  サンパウロ州政府が7日、新型コロナの予防接種の優先グループに50~54歳で恒常的な障害や慢性疾患を持つ人86万5千人を加えると発表した。  州政府は毎日のように新しいグループを優先接種対象に加えている。10日はダウン症の人、人工透析者、臓器移植後で免疫抑制剤の使用者 […]