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《サンパウロ市》コーヴァス市長の癌細胞は完全には消えず=免疫療法による治療を開始

 ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長(39、民主社会党・PSDB)は8回に及ぶ化学(薬物)療法を終えたが、生体組織検査の結果、癌細胞が消滅していないことが判明し、免疫療法を行うことになったと28日付現地紙が報じている。
 これは27日に、サンパウロ市シリオ・リバネス病院が発表したものだ。
 コーヴァス市長の医師団は先週、化学療法は目覚しい成果を見せ、胃や肝臓にあった腫瘍は消えたと発表。最終判定は生体組織検査で明らかになる、との見解を表明していた。
 だが、肥大したリンパ節の生体検査で、癌細胞が残っていることが確認された。「化学療法は効果を発揮したが、癌撲滅には至らなかった」と担当医のダヴィド・ウイップ医師は語っている。
 医師団は、同市長に対する免疫療法を26日からはじめている。これは免疫細胞に癌の進行、転移を止めさせる療法だ。この療法は副作用が少ないが、甲状腺機能の昂進や減退を招き、疲労感を生じさせることがあるという。
 免疫療法は8月までの半年間で、3週間おきに治療を受けるが、1回の治療は30分程度で、入院は不要だ。免疫療法後も継続治療が必要かは同療法終了後に判断されるが、手術を行う可能性も残っているという。

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