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世界銀行=今年のブラジルGDPは5%減と予測=「弱者保護が重要」と指摘

 【既報関連】世界銀行は12日に、「COVID-19時代の経済」と題したレポートを発表し、「今年のブラジルの国内総生産(GDP)はマイナス5%で、来年はプラス1・5%、再来年はプラス2・3%になる」との予測を示した。12日付ブラジル国内サイトが報じた。

 同レポートによると、ベネズエラを除く、ラテンアメリカ・カリブ海諸国全体の今年のGDPはマイナス4・6%の予測で、来年、再来年は共にプラス2・6%だった。
 ラテンアメリカ・カリブ海諸国担当班主席エコノミストのマルティン・ラマ氏は12日、「同地域の見通しは良くない。経済状況は非常に困難である」と語った。
 レポートでは、「最も脆弱な人々を支援すると共に、金融危機を回避し、雇用を保護するような政策対応が必要」とも指摘している。
 レポートによると、各国が採っている社会保護政策は急速に拡大されなければならず、それこそが、経済基盤が弱く、収入減に直面している人々を助けるために重要だという。レポートはまた、サービス、工業、農業のように雇用を生み出す部門や、金融部門を政策的に支援することを検討すべきとしている。
 世界銀行はまた、「ラテンアメリカ・カリブ海諸国は労働市場においても非正規雇用や闇経済が多いため、支援を必要とする全ての世帯に到達し、また全ての雇用を保護するような社会保護政策を打ち出すことがなおさら困難」と分析している。
 なお、13日朝、ブラジル中銀が発表した週刊経済予測「フォーカス」による今年のブラジルのGDP成長率予測は、先週のマイナス1・18%から、マイナス1・96%へと下方修正されている。

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