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《リオ市》崩壊した建物は違法建築=所有者が出頭して認める

 【既報関連】3日未明にリオ市リオ・ダス・ペドラス区で起きた4階建ての建物崩壊事故の後、警察に出頭した所有者が違法建築であった事を認めたと4日付現地サイトが報じた。
 リオ市のパエス市長は3日に現場を視察して、「これからは監視を強化し、違法建築を見逃さない」と明言。4日、監視を掻い潜って建てた物件は取り壊すとの意向も表明した。
 崩壊した建物の所有者で、建築主のジェニヴァン・ゴメス・マセド氏は、今回の事故で死亡したナタン・デ・ソウザ・ゴメス氏の父親でマイテちゃんの祖父だ。
 同氏は3日夜、警察に自主的に出頭。崩壊した建物はおそよ25年前に購入した土地に建てたもので、自分達が住むためにお金が貯まるのに合わせてつぎ足すように建てていった事や、設計士などの専門家を雇った事はなく、知り合いの左官職人(pedreiro)らの手を借りて建てた事、正式な書類もない違法建築である事などを明らかにしたという。

 マセド氏は4年前に離婚して他の所に住んでおり、建物に問題が生じていた事は知らなかったという。ただ、「15日位前に娘から3階の窓の一つが割れたと聞いたが、誰かが何かを投げつけたからだろうと思っていた」とも語っている。
 崩壊した建物の1階はランハウスで、ナタン氏が管理していた。ナタン氏一家は2階に住んでおり、3階にはマセド氏の娘夫婦、4階にはマセド氏の元妻とその娘が住んでいた。娘のナタニエレ氏と、ナタン氏の妻でマイテちゃんの母のキアラ・アブレウ氏は骨折などで、4日も入院中だ。
 崩壊時に被害を受けた近隣の建物はまだ、立ち入り禁止となっている。

★2021年6月4日《リオ》4階建てアパート崩壊で親子死亡=犯罪組織の手抜き建築の疑い
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