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ドルが5・50レアル台に=5・40台に乗った翌日に

 22、23日にレアルの価値が急落し、1ドル=5・50レアル台に突入。ワースト記録をさらに更新した。22、23日付現地サイトが報じている。

 22日の市場が開くまで、1ドルは5・32レアルだったが、市場が開くとすぐに、5・40レアルへと急上昇した。理由は、中央銀行が5月の通貨政策委員会(Copom)で行うと予想されている経済基本金利(Selic)の切り下げを市場側が否定的に予想したためだ。
 市場側は、Selicは現状の3・75%から3%に下がると予測している。中銀のロベルト・カンポス・ネット総裁もその旨を認めている。
 1ドルが5・40レアルに突入したため、中銀は1万件のスワップ取引を試みて介入を実施。これにより、一時は5・38レアルまで下げたが、22日の終値は結局、5・41レアルとなった。
 23日も、午後3時台にセルジオ・モロ法相辞任かとの報道が流れたため、ドルがさらに急騰。終値は5・52レアルとなった。

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