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コーロル=「その映画ならもう見た」=元祖・罷免の元大統領、ボルソナロの罷免を予告?

コーロル氏(Valter Campanato/Agencia Brasil)

 1992年にブラジルで大統領罷免を体験した、フェルナンド・コーロル上院議員が22日、ボルソナロ大統領に対して、起こりうる罷免に注意するよう、呼びかけた。
 コーロル氏は22日、ツイッターで、最近のボルソナロ大統領と連邦議会との対立を案じるメッセージを流した。
 ボルソナロ大統領は、16日のルイス・エンリケ・マンデッタ保健相の解任と19日の軍政復古支持デモへの参加以降、連邦議会と激しい対立状態にあり、「腐敗した議会が自分を罷免に追い込もうとしている」などと発言。連邦政府内部に非公式に存在し、次男カルロス氏が指揮をとる「嫌悪部隊」に命じて、SNS上などで上院議長、下院議長に対する激しい中傷攻撃も行っている。

 コーロル氏はそんなボルソナロ氏に対し、以下のようなツイートを送った。「大統領の役割とは国をまとめることだ。だが、我々が今、目の前で見ているのは、家族や友人たちによる喧嘩ばかりだ。そんなものは最悪だ。問題は深刻で、悪い結果は目に見えている。経験が生かされていないようなので、伝えておこう。私はその映画ならもう見た。それは決して良いものではなかった」
 コーロル氏は、軍事政権から民主制に復帰した後に行われた、最初の直接選挙で当選した大統領だったが、就任3年目の1992年、連邦政府への議会の協力を取り付けるための贈賄にコーロル氏自身が関与したとして罷免審理にかけられ、下院が罷免を承認。最終的に罷免が決まるはずだった上院での承認直前に辞任した。
 コーロル氏は06年の上院議員選挙で当選して政界復帰。現在は2期目を務めている。
 ボルソナロ氏に対しては、24日現在で24件の罷免申請が下院に届けられている上、最高裁のセウソ・デ・メロ判事が23日にロドリゴ・マイア下院議長に対し、「10日以内に罷免請求に対応しない理由を説明せよ」との命令も出すほど、問題が深刻化している。
 また、24日に辞任したセルジオ・モロ法相が、「大統領が政治的な理由で連邦警察のトップの人事を強行しようとした」と発言したことから、その請求はさらに増えるものとみられている。(22日付エスタード紙電子版、同アガゼッタなどより)

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