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《ブラジル》コロナ禍=アマゾン流域でロックダウン=北東部に続きパラー州都圏も

都市封鎖期間中も緊急援助金引き出しのための列が続くサンルイス市(Biné Morais/Agencia São Luis)

 【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大が著しく、現在以上に隔離率を高める必要があるとして、パラー州も5日、計10市のロックダウン(都市封鎖)を決めたと5、6日付現地紙、サイトが報じた。
 ブラジル初の都市封鎖は5日、マラニョン州サンルイス市と周辺3市で始まった。5日現在の同州の感染者は4530人で全国6位、10万人あたりの感染者発生率は640で9位だ。死者は271人で7位、10万人あたりの死亡率は38で8位だ。サンルイス市は、発生率が280・3で市別の順位で13位、死亡率は19・2で7位。4日現在の同市の集中治療室占有率は96・89%だ。
 他方、パラー州の感染者は4472人で7位、発生率は520で12位、死者は369人で6位、死亡率は43で7位だ。同州北東部にあるサントアントニオ・ド・タウアー市は、死亡率が22・2で全国5位だ。
 エウデル・バルバリョ知事によると、同州での都市封鎖期間は7~17日だ。10日までは啓蒙期間だが、その後は罰金などが科される。封鎖対象は、州都ベレン市と周辺6市、北東部2市、マラジョー地方1市の計10市だ。
 都市封鎖期間中も生活必需の活動は維持されるが、道路封鎖や監査も行われるため、基幹サービス従事者は写真入りの身分証明書と労働手帳か、それに準ずる書類の携行が必要だ。外出時のマスク着用も義務付けられる。

 基幹サービスに含まれるのは、スーパーや食品店、銀行、薬局、ロテリア、フェイラなど。期間中は、物資輸送用の車両と基幹サービス従事者の車両以外は、市境を越える事も禁じられる。
 同州では、1週間で死者が3倍増となった1日から規制強化を検討していた。ベレン市などは医療現場と葬儀業界が崩壊状態に陥っているが、4日の隔離率は州全体で47・27%、ベレン市は51・1%と低調だった。
 他方、都市封鎖の言葉は使わなかったが、セアラー州は外出自粛を20日まで延長。州都のフォルタレーザ市は、5日から実質的な都市封鎖状態に入っている。同州の5日現在の感染者は1万1470人で3位、発生率は1256で4位、死者は795人で3位、死亡率は87で2位だ。
 5月に入ってから外出自粛期間を延長したり規制を強化したりした州は、連邦直轄区を含む19州で、市単位で強化したところもある。
 また、集中治療室への入院待ち患者が700人近いリオ州とリオ市は、7日までに都市封鎖に関する見解を出すよう、検察から求められている。ペルナンブコ州やアマゾナス州でも都市封鎖を採用する可能性がある。

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