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三重県人会、三つの節目祝う=創立75周年、移住105周年など=母県から海外功労者、感謝状も

県人会の節目を祝いケーキカット

県人会の節目を祝いケーキカット

 三重県人会(下川孝会長)が27日、県人移住105周年、県人文化援護協会創立75周年、三重県・聖州姉妹都市提携45周年の節目を迎え、記念式典を開催した。式典には約170人の県人会関係者らが集まり、3つの節目を祝った。また母県から海外功労者賞に3人が選ばれ、海外在住者への感謝状が5人に贈られた。

 式典には楠彰首席領事、野村アウレリオ聖市議らが来賓として出席した。来賓紹介後、広瀬哲洋式典実行委員長が開式の辞を述べた。その後式辞に立った下川会長は式典開催に喜びを述べ、「県人会の発展と継続のため、若い後継者を育成中。時代に沿った新しい県人会の展開・運営に期待している」と語り、海外功労者賞などを贈った母県のはからいに感謝した。
 鈴木栄敬(えいけい)同県知事のビデオメッセージも上映され、「交通や生活環境も大変な時期から交流が続いていることに心から感謝している。皆さんの三重県訪問をお待ちしている」と述べ、同県人の母県訪問を呼びかけた。
 各表彰では海外功労賞に下川会長、日語教師の城田千津子さん、柔道家の馬欠場宇一郎さんが表彰され、表彰状とメダル、記念品が贈られた。また、杓田美代子さん、渡部一誠さん、請関美重子さん、竹内大恵子さん、広瀬哲洋さんが感謝状を受け取った。
 県人会からは佐藤ブランシスコさんら5人が感謝状を受け取り、野村マリア伸子さん(87、二世)ら21人が高齢者表彰を受けた。
 式典後の記念祝賀会では下川会長、楠主席領事、野村聖市議、田中初幸(はつこ)同県人会婦人部長によりケーキカットが行なわれ、賑やかな懇親の場となった。
 野村聖市議の母マリアさんは「創立当初は大変だったと思うが、県人同士力を合わせて県人会が続いてきた。これだけ長く活動を続けていることはすごい」と同県人会の節目を祝った。
 家族で来場していた久保玉栄(くぼたまえ)恵子さん(78、二世)と明美さん(47、三世)は「移民110周年とも重なり、とても価値のある年だと思う。これまでの県人会の活動、先祖に想いを馳せるタイミングとなった」と語った。
 祝賀会ではカラオケやブラジル筝曲宮城道夫の会、社交ダンスなどが発表し会場を盛り上げた。
 三重県人移住は1912年4月からはじまり、39年には県人会の前身となる親睦会(石橋長児(ちょうじ)会長)がバストス市で活動を開始し、43年に県人団体として正式に記録された。その後母県からの援助を得て三重県海外協会ブラジル支部に名称を変更し、70年に現在のブラジル三重県人文化援護協会となった。現在の会員数は約150家族。


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 三重県人会の記念式典に日本からの来訪者はいなかったが、杓田美代子さんが蘭の花を提供し、佐野シルビオ評議員会副会長が美川憲一のモノマネで「さそり座の女」を披露して笑いを誘うなど、会員がしっかりと会場を盛り上げていた。同県人会の役員には元留学生・研修生が入り、積極的に県人会の運営に関わっているそう。5年後の式典はさらに盛大になっているかも?

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