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貧困層に衣類や食料品を寄付=カンピーナス日伯文化協会=「自粛終了なら6月に活動再開」

協会で持ち寄った衣類や食糧品など

協会で持ち寄った衣類や食糧品など

 21日付ニッパキ紙によれば、カンピーナス日伯文化協会(花田忠義会長)は13日(水)、コロナ禍で切迫した状態にある貧困層のために衣類や食料品をサンパウロ州カンピーナス市へ寄付した。カンピーナス市役所の公式サイトによれば、寄付した品は支援物資集約する市内の「フードバンク」を通して貧困層や支援団体に配布される。

 支援物資を市へ届けた花田会長は「15日ほど前から協会の皆で少しずつ持ち寄り集めました。あまり多くはないですが、今この時期に生活に困窮する人々や支援する団体の苦悩は計り知れないでしょう。少しでも彼らの苦しみを軽減するために動くことが重要だと思います」と述べた。
 コロナ禍にあたって、同市役所の経済開発課・社会課・国際協力課が「カンピーナス友好国連帯キャンペーン」として市内の外国移民系コミュニティー団体などに貧困層への支援を呼びかけており、同日伯文化協会も日系人団体として寄付物資の支援を行った。
 支援物資の受け渡しに立ち会ったアンドレ・フォン・ズベン経済開発課課長は、同協会と日系人へ感謝の言葉を述べると共に「パンデミックによって、非常に困難な瞬間に団結するために市内全ての外国移民系団体に要請している」とキャンペーンについて説明した。
 4月29日には中国人コミュニティーが基本食糧品の寄付を行い、フードバンクを通して届けられている。

市役所での受け渡しの様子

市役所での受け渡しの様子


 また、ニッパキ紙の取材に対し、花田会長は「外出自粛措置により、知り合いの多くのレストランオーナーは営業が出来ていません。収入源が無くとも維持費を払わねばならず、私たちの協会も非常に大きな打撃をうけています」とコメントした。
 同協会では例年1万人以上が訪れるカンピーナス日本祭の中止も決定しており、クアレンテーナ(検疫)下の厳しい状況を、そう語った。
 ジョン・ドリア サンパウロ州知事が検疫延長を決定しなければ、5月末で自粛が解除となる。そうなら6月1日からは協会は一部の活動を再開する予定だ。「ただし、高齢者も多いので慎重に少しずつの再開になります」と語った。

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