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コロナ災禍=連帯メッセージリレー(12)=生活を支えてくれる方々に感謝を=南マ州日伯文化連合会会長 酒井アケミ

酒井アケミ・アリセ南マ州日伯文化連合会会長

酒井アケミ・アリセ南マ州日伯文化連合会会長

 皆さんこんにちは、酒井アケミ・アリセと申します。私は、山形県からの日本人移民の孫娘であり、南マ州日伯文化連合会初の女性会長です。
 当連合会は、南マット・グロッソ州の南部中央部に位置するドウラードス市に1964年に設立され、10日本人会とドウラードス日本語モデル校を管轄しています。
 地域で日本文化を維持するため、日本語教室、折り紙、そろばん、和太鼓、踊り、カラオケ、老人会での活動、ゲートボールや野球などのスポーツなどあらゆる年齢層を対象とした様々な活動を行っています。
 1989年に南マ州日伯文化連合会、国際協力機構(JICA)、日系人コミュニティからの資金援助を受けて設立されたドウラードス日本語モデル校は、日本語教育だけではなく、折り紙、踊り、和太鼓、そろばん、大正琴など、日本文化への理解、尊敬を促進し、国際社会で活躍できるような人材育成を目的としています。
 当連合会は日本文化の維持だけではなく、社会的、政治的、経済的発展のため、積極的に活動しており、特に農業関連産業に力を注いでいます。南マ州だけでなく全ブラジルの発展と成長に積極的に貢献しています。
 新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月半ば以降、州政府に続き、市政によって決定された社会距離拡大戦略(ソーシャル・ディスタンシング)の感染拡大防止措置により、州内の全市は生活の変化を余儀なくされています。
 日本人会が展開してきた数々の活動、教室、会議、イベント、大会なども中止となり、人々の日常生活に急激な変化が生じています。
 カラオケ、踊り、和太鼓の練習、ゲートボール、友達との集まり、トランプや雑談を行うなどの小さな催しの中止の積み重ねが、皆の生活に大きな影響をもたらしたことは事実です。
 友人の笑顔や抱擁はお金では買えない価値があり、家に長くいることは簡単ではありません。時には寂しく心細くなり不安感をもたらします。
 このような状況下でも地方に住んでいることで、流行地域から離れており、感染率が低いため恵まれています。

協会で行われていた様々な行事や活動

協会で行われていた様々な行事や活動


 幸いなことに、私たちは新型コロナウイルスと全力で向き合っており、全国で最も症例数の少ない州です。友人、親戚や家族と会うことはできませんが、一人一人、家で健康に過ごしていると思います。他の州や国では別れの言葉を言えないまま、多くの身近な人が毎日亡くなっています。
 この機会に、元の日常へ戻すために努力している方々、自分の命を危険にさらしている医療機関に勤務している方々、食卓に欠かせない食材を太陽や雨の下、暑さや寒さに耐えながら頑張ってつくっている農業関連産業に従事する皆さんに敬意を表します。路上や自宅で働いている数多くの労働者に感謝を表します。
 現時点で一人一人ができる最善のパンデミック対策は社会的距離です。いずれこの問題が過ぎ去り、より強く協力的で、謙虚に自分たちの脆弱さを認識し、生活を支える人々の重要性についての新しい価値観を持つ「新しい日常」の中で、友人や家族との再会が出来ると思います。
 ウイルス感染が拡大しないよう社会的距離を促進し、一人一人が自宅で過ごしてほしいと思っています。同時に、ブラジルにおける日本文化の普及と永続化のために活動を続け、ブラジルと日本の友好と尊敬の絆を深めるために協力していくことを改めてここに表明します。

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