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《ブラジル》コロナ禍=隔離緩和で感染者増加傾向=集中治療室の占有率が急上昇=サンパウロ市レストラン再開は7月6日か

隔離緩和後の安全確保のための消毒作業(レシフェ市、Andréa Rêgo Barros)

 【既報関連】社会隔離緩和後、新型コロナウイルスの感染拡大再燃で集中治療室の占有率が上昇する州が増えている。サンパウロ州も死者増にも関わらず隔離緩和を継続と25~26日付現地紙、サイトが報じた。
 26日夜の保健省発表によれば、死者数990人(計5万5961人)、感染者6万6860人(計127万4974人)だった。
 今週の感染者増は、21日が1万7459人、22日は2万1432人と少なめだったが、その後は、3万9436人、4万2725人、3万9483人と続き、システム上の問題を吸収する形で急増した19日の5万4771人に次ぐ2~4位の増加数を記録中だ。
 感染者増を数でけん引しているのは、25日に9765人、24日も9347人増えたサンパウロ州で、感染者数も24万8587人に達した。だが、感染者増加率は南部や中西部の諸州の方が高い。ミナス州ベロ・オリゾンテ大都市圏33市では、感染者が1~25日で186%増えて8307人、死者も174%増えて211人になった。同州の集中治療室占有率は92%で急上昇中だ。
 集中治療室占有率が高い州は、アクレ92%、エスピリトサント81・3%、ゴイアス84・8%、マットグロッソ87・9%、ペルナンブコ81%、ロライマ97%など。リオ・グランデ・ド・ノルテは公立病院100%、私立病院88%、セルジッペは私立病院126・4%、公立病院67・9%だ。

 死者数は、23日に1日としては2番目に多い1374人増を記録した後は、1185人、1141人で、急増中とは言えない。だが、サンパウロ州では25日現在の直近7日間の死者の平均が277人/日となり、内陸部での感染拡大や隔離緩和の影響が出ている。
 サンパウロ州の死者は、24日の時点で、サンパウロ市6675人、それ以外の市6677人となり、サンパウロ市以外の市での死者が過半数を超えた。発生率はサンパウロ市が100万人あたり9244人、それ以外は3728人だから、内陸部での感染拡大が続く可能性が高く、外出規制は7月14日まで延長。26日の会見でも、内陸部5地方の隔離規制は最も厳しい赤(レベル1)のままだ。
 だが、その他の地方は黄色(レベル3)に緩和される。レベル3はレストランやバール、理髪店なども制限付で営業を再開できるが、サンパウロ市では実質的なレベル3への移行は7月6日からとなる。
 なお、サンパウロ市でのサンプル調査によると、ブラジランジア、カショエリーニャ、セー、ブラス、イグアテミ、イタイン・パウリスタなどは死亡率が100万人あたり1401人を超え、周辺部の死亡率は3倍に達した。他方、ピニェイロスは死亡率が400人以下で、格差が激しい。ブルーノ・コーヴァス市長は、規制レベルが緩んでも、不要不急の外出回避、マスク着用、社会的距離確保などの継続を求めた。
 なお、国内で最も早く医療崩壊が起き、病院の廊下に放置された遺体や病院前に横付けされた遺体収容用の冷凍車などの映像で驚かれたアマゾナス州マナウス市では、25日に初の死者ゼロを記録。同州とペルナンブコ州は感染者数のグラフの上昇が鈍っている。

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