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《ブラジル》バッタ大群が国境再接近=農薬散布用に400機待機

6月アルゼンチンに上陸したバッタ(Governo da província de Córdoba)

 バッタが再び、アルゼンチン側から国境に再接近していると21日付のエポカ誌が報じている。以前接近が報告された6月24日のウルグアイ領130キロ地点よりも近い、120キロ地点で観測された。
 バッタはパラグアイで発生し5月中旬にはアルゼンチンへ到着、農作物への多大な被害をもたらした。6月24日に接近報告を受けた農業省は、リオ・グランデ・ド・スル州とサンタカタリーナ州両地域を対象に植物検疫緊急事態宣言を25日に発令。対策のための一時雇用のほか、作物保護のための農薬や製品の輸入を1年間の許可するというもの。
 この他の蝗害対策についてリオ・グランデ・ド・スル州政府は、農薬散布用の飛行機400機を待機させてあり、必要に応じて散布するとしている。同州の農業開発局植物衛生保護課リカルド・フェリケッティ課長は「18日から22日にかけて気温が高く、接近条件がそろっている事から警戒態勢に入っている」という。

 同州にバッタが到達した場合「迅速に対応が必要となる」ことから、空中や地上散布に関する農村組織との連携を整えてあるという。散布については家、川、動物のない地域のみ散布を行い農薬もペストに対して使用された安全なものだと説明している。
 ただし昆虫学の専門家である生物学者のモハメド・ハビブ・カンピナス州立大学(Unicamp)教授は「環境と人に害のない農薬はない」と自然環境汚染への警鐘をならし「様々な方法を模索すべきだ」と訴えている。

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