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日本政府がブラジルを支援=医療強化や森林火災消火活動で

式典で署名を交わす副次官と山田大使(大使館提供)

式典で署名を交わす副次官と山田大使(大使館提供)

 10月29日にブラジル外務省(イタマラチ宮)で日本政府がブラジルに対し、「新型コロナウイルス感染症に対する保健・医療体制強化のための医療器材支援プロジェクト」開始と「アマゾン森林火災消火活動支援プロジェクト」による物資提供する記念式典が開かれた。
 日本の代表として山田彰駐ブラジル大使が式典に出席。ブラジルからはサルキス・ジョゼ・ブアイナミン・サルキス外務省貿易経済担当副次官や関係省庁・機関の代表が出席した。
 山田大使は同式典の挨拶で、主催のブラジル国際協力庁や関係省庁、クラウジア・ヴァレンズエラ国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)への感謝の言葉を述べ、今後の「両国の友好協力関係増進や両国国民間の絆が強くなること」へ期待を寄せた。
 式典後にはアラウージョ外相が山田大使を招致し「二国間関係及び、国際場裏での協力をますます増進したい」と日伯間関係強化への姿勢を表明した。
 二つのプロジェクトはUNOPSを通じてブラジル政府のニーズを踏まえ支援機材や物資の供与を行っていく。

山田大使が挨拶する様子(大使館提供)

山田大使が挨拶する様子(大使館提供)

 同プロジェクトには約467万ドルに及ぶ予算が組まれ、肺炎等の早期発見に特に有効なCTスキャナーやX線撮影装置などが供与される。今後医療機関に届けられる予定だ。
 同プロジェクトのほか、3月からすでに日本の取り組みを紹介する専門家会議を開くなど様々な新型コロナウイルス感染症対策に係る支援を行ってきた。
 4月には日本政府が汎米保健機構(PAHO)を通じ、中南米における感染拡大防止や予防のため約48・5万ドルの緊急支援を実施、6月には連邦直轄区政府へ日本大使館と職員個人による寄付金で購入した感染予防のための物資を寄付している。
 一方アマゾン森林火災対策では約82万ドルの支援により、防火服・防火手袋・ヘルメットセット・浄水器などを供与。最前で消火活動にあたる関係者に物資が届きつつあるという。2019年9月に独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて行った支援に続き同プロジェクトで2度目となる。

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