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移民史料館=企業や個人に寄付募る=大型改修工事に410万レアル=ルアネー法、ProACで

9階部分の新レイアウト

9階部分の新レイアウト

 歴代の皇室、首相、日本政府高官を始め、たくさんのブラジル公立校生徒などを迎えてきた「ブラジル日系社会の顔」――日本移民史料館(山下リジア玲子運営委員長)が、9階部分の改装工事に着手するため「ブラジル日本移民史料館―2020年度年間プラン」を打ち出し、来年12月までに410万レアル寄付を企業や個人から募っている。文化奨励法(ルアネ―法)やProAC(州免税プログラム)を使って、移民史料館とのパートナーシップを結ぶ有志を探している。

移民史料館

移民史料館

 ルアネー法を使えば、個人・法人を問わず、ブラジル政府に認定された文協へ寄付した金額を所得税から控除できる。
 ProACはサンパウロ州のICMS(商品流通サービス税)納税企業が、州税の一部を文化事業に投資することができる制度。
 この支援は資金の他、同館で使用するモニターなど機材の実物でも寄付が可能。
 寄付者への恩典として、館内に設置予定の壁面プレートへの社名刻印や、入場券・カタログの配布、ガイド付き特別ツアー、パートナー企業のイベントスペースを無償提供する。
 この計画で集まった寄付は主に9階展示場の大規模改修工事に使用される。バリアフリー化の為に同階入り口にスロープを設置、老朽化した空調の総取替工事を行う予定だ。 展示スペースを拡大し、収容人数を100人以上にする計画も。

壁面プレート(参考写真)

壁面プレート(参考写真)

 戦後の日系社会の歴史を展示するためのモニターの設置やレイアウト変更、6枚のモニターが設置され360度映像が映し出されるシアタールーム「現在」を作り、ロボット工学やコスプレ、アニメなどといった日本とブラジルの今の文化映像を放映することも計画中だ。
 寄付金は3階の史料収蔵庫の維持と整理などにも使用される。
 山下リジア運営委員長(二世・70歳)は「寄付は資金だけでなく機材などの実物でも構いません。未来に日系社会の歴史を後世に遺すことができるよう大改修を行いたいので、少しでも多くの寄付をお願いします」と寄付を募っている。
 移民史料館への寄付・質問・資料請求などは以下まで連絡を。【事務局】メールmuseu@bunkyo.org.br/電話11・3209・5465、山下リジア運営委員長メール=yama.lidia@gmail.com/電話=11・98339・9980)

史料館プロジェクト資料PDFをダウンロード

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