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東西南北

 22日午前6時のマルセロ・クリヴェラ・リオ市長の逮捕は衝撃を与えた。同市長には以前からこうした汚職の疑惑があり、「時間の問題」と見る向きも少なくはなかったが、年明けでなく、市長の任期がわずかばかり残っている今、あえて逮捕したことに意味深なものを感じている国民は少なくない。クリヴェラ市長は、不人気の中、ボルソナロ大統領が幾度となく支持を主張していたことでも知られており、逮捕後には、クリヴェラ氏と大統領がイベントで手をとって踊っている映像が出回り、からかわれてもいた。「汚職撲滅」を訴えて当選したはずの大統領だが、長男フラヴィオ氏の件といい、親しい人たちが次々と汚いイメージに染まっていくとは。
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 暦の上では21日からが夏のブラジルだが、サンパウロ市では、先週から雨模様の天気が延々と続いており、あまり実感が湧かない人も多いかも。予報では、これはここ数週間に限ったことではないようだ。この夏のサンパウロ市は雨がちで、気温もこれまでの記録の平均(18・8度から29・6度)の域を超えるものにはならないという。通常の夏なら「行楽的に物足りない夏」だったかもしれないが、今回の夏は、週末の海岸での海水浴客などを減らしたいところだったからちょうどいいかも。
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 コロナ禍で延期されたため、今年のサッカーは年末でも試合が開催される。今日はブラジル杯の準決勝2試合、グレミオ対サンパウロ、パルメイラス対アメリカMG戦が行われる。同カードの第2戦は12月30日の予定。全国選手権で首位のサンパウロと、リベルタドーレス杯でベスト4のパルメイラスという、好調のサンパウロ市勢同士の決勝が見たいところ。

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