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東西南北

 聖夜前日の23日が仕事納めだった人も少なくないと思うが、それはサンパウロ州内の州立校も同様。コロナ禍で波乱に満ちた1学年を終えることとなった。ほとんどの生徒たちにとってはこれから1カ月強の休みに入るが、「授業数が足りていない」と思う学校は、1月4日から22日の間に25コマの補習が可能だ。5年生と9年生、高校3年生のように、受験を控えていたり、次の課程に進む前の準備が必要だったりする学年が対象となる。新学年の新学期は2月1日からで、そのときのコロナの状況と州の判断次第になるが、対面授業も拡大する可能性もある。生徒たちにとって今年は学校のカリキュラムが骨抜きにされただけでなく、友達にも思うように会えない悲しい年だった。事態の好転を願うばかりだ。
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 23日、サッカーのブラジル杯準決勝の第1試合が行われた。ポルト・アレグレでのグレミオ対サンパウロは、ジエゴ・ソウザが決めた1点を守りきったグレミオが1―0で勝利。サンパウロ市アリアンツ・パルケでのパルメイラス対アメリカMG戦は1―1の引き分けに終わった。準決勝第2試合は30日に行われる。サンパウロは本拠地モルンビで逆転し、パルメイラスは敵地ベロ・オリゾンテでの第2戦で勝って、決勝進出を決めたいところ。
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 今日25日からの3日間、サンパウロ州は外出規制レベルが1になる。これにより、食品類を扱う店と薬局以外は休みとなる。また、クリスマス期間中でもあるため、銀行などの公共機関も休みだ。医療機関は救急病院やAMAなどは概ね開いているものの、UBSや動物病院などは3日間休みなので注意が必要だ。フェイラ・リブレは25日、1日だけ休みで、それ以外は通常通り。感染を防ぐ意味でも、基本、家で過ごすのがベストだ。

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