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《ベネズエラ》グアイド前議長がEUから大統領公認取消=議会選挙の不参加で

 ベネズエラ国民議会のフアン・グアイド前議長が、欧州連合(EU)から大統領としての承認を取り下げられたと、7日付現地紙が報じている。
 EUは6日、加盟する27の国家元首が連名で「議長職を失った現在、グアイド氏を大統領に認めることはできない」との声明を発表した。
 グアイド氏はマドゥーロ大統領の独裁政治に対して無効を宣言。その結果、2018年に行われた大統領選を不当なものとしマドゥーロ氏を大統領として認めてこなかった米国や英国などで大統領として認められていた。それはブラジルも同様で、ブラジル大使館にはグアイド氏の選んだ人物が派遣されている。EUもマドゥーロ氏を大統領として認めていない。

 だがEUは、昨年12月に行われたベネズエラの国民議会選挙にグアイド氏が出なかったことを理由に、大統領の公認から外した。グアイド氏はこの議会選挙がマドゥーロ派によって不正なものとなるとして、国民のボイコットを呼びかけていた。
 ただしEUの2人の外交官は「グアイド氏が依然として南米の民主主義のために重要な人物であることに変わりはない」と語っている。

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