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《サンパウロ》市立校運営補助に母親雇用へ=体温測定や消毒などに5千人

 サンパウロ市役所が市立校でのコロナ対策を遂行するため、生徒の母親5千人を雇う意向と16日付G1サイトが報じた。
 同市立校は15日から対面授業を再開したが、校内の清掃作業を請け負った外部業者が授業再開の直前に契約を破棄し、清掃に当たる職員が全然または1人しか出勤しないなどの問題が起き、対面授業再開がかなわなかった学校が多数出た。
 社会的な距離確保や飛沫感染防止のためのインフラ整備なども含めた改修工事の遅れで、対面授業を再開できなかった学校もある。
 だが、市立校が直面している問題は清掃や改修工事だけではない。高リスクで出勤できない教職員がいたりして、人手不足が発生しているのだ。
 そこで浮上したのが、登校時の生徒の体温測定や共同で使う教材・道具類の消毒、社会的な距離を保っているかの監視、マスクの正しい使用法の指導、手指消毒の徹底といった作業を行うため、月1千レアル程度の給与を払って生徒達の母親を雇うという案だ。

 この案はまだ詳細を検討中だが、失業中の母親に職を提供するという意味でも前向きにとらえられている。同市教育局は、このプロジェクトの詳細を近日中に発表する意向だ。
 高齢や肥満、慢性疾患などの理由で自宅勤務を余儀なくされている教職員は、リモート授業の教材作りやリモートでの生徒の指導などを続けている。だが対面授業が始まれば、生徒数こそ少なくても、教室数や教科数に見合う数の教職員が出勤する必要がある。この問題は州立校でも同様で、1日も早い予防接種をとの声が強まっている。

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