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《ブラジル》コロナ死者1910人/日で悲しい新記録=新規感染者は全世界の25%も

感染者の日毎の推移(保健省公式サイト)

 新型コロナは感染拡大が進み、3日は1日の死者が1910人(保健省統計)にまで増加した。新規感染者は保健省統計で7万1704人という多さで、米国を上回る世界1位だったと3~4日付現地紙、サイトが報じた。
 保健省による3日現在の死者累計は25万9271人で、7日間の平均1331人/日は2週間前の29%増だ。感染者は1071万8630人で、7日間の平均5万6310人/日は2週間前より49%多い。
 感染者総数は米国、インドに次ぐ3位、死者総数は米国に次ぐ2位だが、新規感染者は米国の6万6714人を抜く世界一で、世界中の新規感染者の25%を占めた。

世界各国の感染状況(左から感染者累計、新規感染者、60日間の感染者の推移、感染率、死者累計、Wikipedia)

進まないワクチン接種効果が出るのはいつ?

 ブラジルの予防接種キャンペーンは、ワクチンの絶対数不足などで加速化できずにいる。
 パンデミックが経済成長を妨げている事やワクチン接種が唯一の打開策である事はゲデス経済相らも早い時期から認めているが、現政権の統一見解ではなく、大統領自身がマスク着用や予防接種に否定的な言動を繰り返している。
 保健省は、死者数が新記録を再度更新した3日にやっと、ファイザー社とジェンセン社のワクチン購入を決めた。
 国の対策が後手後手となる中、連邦議会がワクチン購入を容易にする法案を承認、最高裁も自治体によるワクチン購入を認めたため、全国の市長達はワクチン購入のための共同体創設を決め、参加者を募集し始めた。創設予定日は22日で、現在は市議会にかけるための法案作成中だ。

死者の日毎の推移(保健省公式サイト)

 4日にはコロナバック増産用の有効成分8200リットルも届いたが、サンパウロ州のドリア知事は接種を加速化するため、ファイザー社とロシア製のワクチン各2千万回分の購入も決めている。
 ジマス・コーヴァス・ブタンタン研究所所長は1月に、「接種効果が出始めるのは4月以降」と語っていたが、現状ではさらに遅れる可能性がある。
 抗体ができるのは接種後2週間位で、1回目の接種と2回目の接種の間や2回目の接種直後の感染もあり得るから、接種後も警戒は緩められない。

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