ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジル》人工呼吸器の必需薬品セットを企業家が寄贈=数日分のみ、逼迫状況は続く

《ブラジル》人工呼吸器の必需薬品セットを企業家が寄贈=数日分のみ、逼迫状況は続く

 サンパウロ州内の病院などで不足して問題となっていた、人工呼吸器装着時に必要な薬品類のセット(kit  intubacao)が15日、中国からグアルーリョス国際空港に到着した。だが、サンパウロ州への配布分は数日分のみなど、薬品不足が解決されるめどはたっていない。16日付現地紙が報じている。
 これは、人工呼吸器などを装着する際に必要な麻酔や筋弛緩剤その他の医薬品のセットで、コロナ禍で集中治療室の占有率が高い状態が続いている病院では不可欠なものだ。
 サンパウロ州では13日の段階で残り3日分の貯えしかなくなり、14日には州保健局が連邦政府に24時間以内の緊急送付を願い出る必要が生じていた。

 その矢先の15日22時15分、グアルーリョス空港に、国内の起業家たちが中国から購入し、連邦政府に寄贈した人工呼吸器装着セットが到着した。
 保健省によると、中国から届いたのは230万セットで、16日に配布をはじめるという。これらの医薬品は、ペトロブラスやヴァーレといった企業が購入し、連邦政府に寄贈したもので、サンパウロ州にも40万7507セットが配布される。
 サンパウロ州保健局は15日午後の時点で、保健省には9回にわたってセット送付を依頼したが、24時間以内にとの要請には応えられていないし、600を超える病院でキットが欠乏状態に陥っていると語った。これまでにサンパウロ州に回された分は州保健局が要請した分のほんの一部で、16日からの配布分も数日程度しかもたないと見られている。

image_print

こちらの記事もどうぞ