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《記者コラム》ボルソナロが大統領選に勝つ唯一の方法?

ルーラ氏(Fabio Rodrigues Pozzebom)

ルーラ氏(Fabio Rodrigues Pozzebom)

 22年の大統領選が早くも熱気を帯びたものになっている。
 15日、最高裁がルーラ元大統領が抱えていたラヴァ・ジャット作戦での有罪裁判2つに関し、エジソン・ファキン判事が3月8日に下した無効判断を判事投票8-3で支持した。これでルーラ氏の大統領選出馬資格が復活したためだ。ルーラ氏立候補への支障はなくなった。
 仮にこの先、最高裁判事が交代しても、退官予定のマルコ・アウレーリオ判事はルーラ氏の裁判取り消しに否定の投票をすでに行っており、ボルソナロ大統領が後任判事を自分に有利な人物を選んだところで判事投票結果が変わらない。
 加えて、ルーラ氏が有罪になっていた裁判を他の裁判所で今から1審からやりなおしたとしても、出馬資格を失う「2審有罪」が大統領選までに下される可能性はほとんどない。
 裁判の無効が決定して以降、ルーラ氏の出馬資格復活は国民に好意的に受け入れられている。大統領選世論調査が行われるたびにルーラ氏を支持する人たちが増え、現状ですでにボルソナロ氏の支持を上回りはじめている。大統領選本番まで、まだ1年半もあるというのにだ。
 他の候補者がまだ誰も具体的なキャンペーンをやっておらず、ルーラ氏もまだ出馬を明言していない状況でこの有様。これが来年に入り、各候補者が自分の公約を公表して選挙戦に臨むようになったら、ボルソナロ氏の苦戦はさらに悪くなるのは目に見えている。
 ボルソナロ氏本人も今の状況を恐れ出したか、早速、選挙対策に乗り出している。しかし、それは政策ではなく「選挙のやり方の改正」だ。

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