ホーム | ブラジル国内ニュース | 《リオ》幼児虐待死容疑市議を市議会が罷免準備へ=なおも事件報道過熱の中

《リオ》幼児虐待死容疑市議を市議会が罷免準備へ=なおも事件報道過熱の中

 リオ市議会の法政委員会は3日、エンリ君の虐待・殺害容疑で身柄を拘束されているDr.ジャイリーニョ市議の罷免要請を受け入れることを満場一致で決めた。これにより、倫理委員会が正式に同市議罷免に向けた審議を開始する。3日付現地サイトが報じている。
 ジャイリーニョ容疑者は、恋人の息子のエンリ君(当時4歳)への虐待を繰り返した末、3月7日深夜または8日未明に殺害した容疑で4月8日に逮捕された。この時点で所属政党「連帯」を即座に追放されるなど、同氏の罷免はかねてから確実視されていた。この日は、リオ市議会で議員が告発された場合に、その告発を受け入れるか否かを決める法政委員会が倫理委員会の告発を満場一致で受理し、罷免審議がはじまることが決定した。

 これにより、ジャイリーニョ容疑者の罷免手続きは倫理委員会に差し戻される。倫理委員会は報告官を選出後、ジャイリーニョ氏に審議開始を通達。同氏には45日間、証人を立て、自己釈明を行う権利が与えられる。それが終わり次第、市議会の全体投票となる。そこで3分の2以上の議員が賛成した場合は、罷免が成立する。
 ジャイリーニョ容疑者に関しては依然として、事件に関するテレビ報道が過熱しており、2日放送のグローボ局「ファンタスチコ」によると、エンリ君の母親で共に逮捕されたモニケ・メデイロス容疑者が、獄中から自身の母親にあてたの手記で「ジャイリーニョは最悪の精神異常者」と書いていたことが明らかとなっている。モニケ容疑者は、最初に行った供述はジャイリーニョ氏が最初に雇った弁護士が用意した虚偽の内容として、複数の手記を書き送っている。
 エンリ君は生きていれば、3日が5歳の誕生日だった。

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