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『篤成 俺は世界一幸せな爺さんだ』=無名の英雄物語、掲載開始

表紙

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 本日から新しいノンフィクション小説『篤成(あつなり) 俺は世界一幸せな爺さんだ』を掲載する。沖縄県出身の安慶名篤成さんの身の上話を、娘の栄子さんがポルトガル語で記したもの。それを、宮原ジャネ朋代さんが日本語に翻訳し、ブラジル沖縄県人移民研究塾代表の宮城あきらさんが編集し、先ごろ本として発行した。
 沖縄における大自然の脅威・暴風、そして沖縄戦の悲劇…。それを乗り越えてブラジルに移住し、サントス=ジュキア鉄道沿線で家族が力を合わせて難治を乗り越えていく。主人公は移民史上に名を残すような有名人ではない。だが、それゆえに深い余韻を残す逸話が満載だ。
 宮城さんは紹介文の中で、《茨の中の愛と悲しみと希望の家族開拓史。本書は、この苦難を共に生き続けたその子・安慶名栄子が父への愛と感謝と尊敬の念を込めて書き綴った『無名の英雄』の物語です》と要約した。
 宮城さん自身が《引き込まれるように読み続けずにはおれませんでした。読み終わった後も感動の波が私の胸の中に波打っていました》という移民物語になっている。
 

 

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