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《ブラジル》コパ・アメリカでアルゼンチンが28年ぶり優勝=コロナ禍で揺れた大会に幕

10日の決勝戦の様子(Lucas Figueiredo)

 10日、リオ市のマラカナン・スタジアムでサッカーのコパ・アメリカの決勝が行われ、アルゼンチンがブラジル代表(セレソン)を破って、28年ぶり15回目の優勝を果たした。11日付現地紙が報じている。
 試合はセレソンが序盤から攻めていたが、前半22分、アルゼンチンのデ・パウルからの意表をついたカウンターのロングパスをゴール前で受けたディ・マリアが、慌てて前進したキーパー、エデルソンの頭上に浮かしたシュートでゴールを割り、1点を先制した。
 後半7分、セレソンはパケタのパスを受けたリシャルリソンがドリブルで攻め上がって同点ゴールを決めたかに見えたが、オフサイドの判定。1分後、リシャルリソンがもう一発シュートを放つも、相手キーパーの顔面に当たり、得点を逃した。

 セレソンはボール占有率、シュート数でアルゼンチンを圧倒したが、決定機が作れず、0―1で敗れた。頼みのネイマールは何度も倒され、転倒する姿が目立った。
 アルゼンチンは1993年以来28年ぶりに南米一となり、エースのリオネル・メッシが大会最優秀選手に輝いた。
 また、今大会は新型コロナへの感染拡大が懸念されていたが、保健省は10日、今大会中は選手やチーム関係者36人、南米サッカー連盟の医師や審判ら6人、ホテルや会場の従業員など137人の計179人の関係者が感染したと発表した。なお、決勝戦は収容人数の10%の観客を入れて行われた。

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 サッカーのコパ・アメリカが10日に終了した。今回はコロナ禍のただ中で急転直下のブラジル開催となったことで国民の強い反感を買い、開催中もこれまでになく盛り上がりに欠ける大会となった。これが故か、今回、セレソンが優勝を逃したことに関しても、メディアやファンの反応は冷ややかなもの。風刺サイトやジャーナリストたちからは「優勝していないなんて認めない。アルゼンチンの決勝ゴールをもう一回確認だ」と、これまで不正が見つかっていない電子投票を疑い新しい投票形式を求めるボルソナロ大統領を皮肉る風刺まで出ていた。さらに、開催期間中にコロンビアからコロナ変異株が侵入したとの報道もあるなど、最後まで歓迎されない大会だった。

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