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《ブラジル》俳優ルイス・グスターヴォ死去=「ベト・ロクフェレル」などヒット

 ベテラン俳優のルイス・グスターヴォ・ブランコが19日、サンパウロ州イチチーバで大腸癌のため亡くなった。87歳だった。20日付現地紙が報じている。
 ルイス・グスターヴォは1934年、スウェーデンのヨーテボリでスペイン人の外交官の息子として生まれた。幼い頃にサンパウロ市に引っ越して生活するようになった。
 1964年にテレビ俳優としてトゥピ局のドラマに出演するようになり、67年に「クアンド・アス・マキナス・パーラン」でパウリスタ批評家協会賞を受賞した。

 翌1968年にアルベルト・ロシャ役で出演した「ベト・ロクフェレル」が当時、時代を代表するヒット作となった。このドラマは当時、「ベト・ロクフェレルより前か後か」との言葉が生まれるほど、ドラマのあり方を変える作品となり、1970年に映画化された。
 常に喜劇を得意としたルイス・グスターヴォは、その後も義兄でもあった脚本家カシアーノ・メンデスのドラマの常連として知られ、「アンジョ・マウ」(76年)、「テ・コンテイ」(78年)、「チチチ」(85年)といったヒット作の出演で知られた。
 80歳を超えた近年も積極的に活動を続けており、コロナウイルスのワクチンも2度の接種を完了していたが、2018年から続いていた癌との闘病の末、亡くなった。

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