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おめでとう! 岸田新総裁=ブラジルからも喜びの声=「総理の重責担える人材」

2015年の海外日系人大会の歓迎レセプションで、世界から集まった日系人を前に挨拶する岸田文雄外務大臣(当時)

2015年の海外日系人大会の歓迎レセプションで、世界から集まった日系人を前に挨拶する岸田文雄外務大臣(当時)

 9月29日に自由民主党総裁選が行われ、岸田文雄氏(64歳・東京都)が第27代総裁に選ばれた。岸田新総裁は10月4日召集の臨時国会で内閣総理大臣指名選挙(首班指名)を経て、第100代首相として新内閣を発足させる予定だ。
 岸田氏は、衆議院広島1区選出で当選9回、これまでに外務大臣や防衛大臣、党政調会長を歴任。2013年9月の外務大臣時代に來伯し、ブラジル日本移民史料館やイビラプエラ公園の先没者慰霊碑の参拝、日本館の視察なども行った。
 15年にブラジルでコンサートを行った五木ひろし氏への日伯文化交流促進の感謝状を贈ったこともある。

園田昭憲さん

園田昭憲さん

 13年に岸田氏が来訪伯した際、園田昭憲さん(73・鹿児島県)はブラジル日本都道府県人会連合会会長(当時)として、身近に話をする機会があった。
 「今回の選出はなるべくしてなったと思う。実際にあった時も非常に人当たりと立ち振舞がよく、目線が上でも中間でもなく下で親しみやすい印象。何より印象的だったのは両手で握手してくれたこと」と思い出す。
 さらに「来伯時はブラジル日系社会の話もじっくり聞いてくれたので関心が高いと思う。ぜひ総理になっても活躍して、同じ血をわけた海外在留日本人や日系人のことを忘れないでほしい。日本に日本魂をとりもどしてほしい」と心からのエールを送った。

菊池義治さん

菊池義治さん

 同じ機会に対面した菊池義治さん(当時日伯援護協会会長、80・岩手県)は、「この度はご当選本当におめでとうございます! 来伯時は非常に優しい雰囲気で、日系社会の話も熱心に聞いている印象でした。その時の立ちふるまいなどを考えても、今回の当選は妥当と思えます。総理の重責を担える人材だと確信しています。これからも海外日系人を支えてくれる存在であることを願っています」と熱く語った。

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