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サウーデ日本語学校が日伯交流=群馬とオンラインで交流会

交流会の様子

交流会の様子

 サウーデ日本語学校(ACE SAÚDE)は10月17日9時(ブラジル時間)に「第3回オンライン日伯交流会」を行った。
 聖州と群馬県が姉妹州県都市であることから、この交流会では同日本語学校生徒と同県高崎市在住の日本の生徒が、オンラインで日本語とポルトガル語を交えて日伯交流を行うという趣旨で始まった。この会は今回で3回目。1回目は5月に、2回目は翌月に開催されていた。
 当日は同日本語学校からは生徒が6人、教師3人が参加。群馬県からは5人の生徒と1人の教師が参加し、東京五輪開催年であることと運動会を終えたばかりの日本の児童にちなんで、スポーツをテーマに交流した。
 始まりは、体を動かす簡単な体操を皆で行い緊張をほぐし、お互いの自己紹介や好きなスポーツの発表しあった。その後、事前に同日本語学校で作成配布した日ポ語表記のオリンピック競技ビンゴシートでビンゴ大会を行った。
 同日本語学校の一同からは、日本児童らがポルトガル語で記入していることに驚きと喜びの拍手が湧いた。皆、手に汗握るビンゴ大会で大いに盛り上がり、一位入賞した高崎市立桜山小学校の牛口晃汰くん(11歳)には、サンパウロの写真集がプレゼントされた。
 その次に入賞した日本語学校の吉原エリナ・フレイレちゃん(12歳・二世)には、うどん甚兵衛から天ぷらうどんのクーポンがプレゼントされ、「勝って、うれしい!」と喜びの声を上げた。
 同交流会は最後まで盛りあがり、サウーデ日本語学校で教師を務める長谷川藍さん(大阪府・36歳)が、「みなさん、また必ず会いましょう」と笑顔で締めくくった。
 同交流会は、日伯好評につきパンデミック後も続ける予定をしている。
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 牛口くんは翌日、学校で担任の先生に交流会の話をしたところ、「『こうたくんすごいね! どんな繋がりで参加できたの?』と、先生も興味津々でした!」とのこと。言葉さえ通じれば、オンラインで直接に日本と南米が交流できる時代になった。

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