最高裁のマルコ・アウレーリオ・メロ判事は10日、11日に最高裁大法廷にかけるよう求める意向だった、全国環境党(PEN)が2016年に提出した「2審有罪での刑執行は合憲か否か」の訴えの審理を5日間差し止める判断を下した。この審理は、結果いかんで、収賄罪などで7日に服役を開始したルーラ元大統領に有利になるため、PEN自体がその可能性に強い難色を示している。11日付現地紙が報じている。
アウレーリオ判事は、4日に行われた、2審有罪後の逮捕を逃れるためにルーラ元大統領が出していた人身保護令(HC)の審理でも、「HCを適用する」派の中心的役割を果たし、投票結果5対6で敗れた際にカルメン・ルシア長官を強く批判していた。