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特別寄稿

ブラジル宮城県人会会長を退任するに当って御礼=前会長 中沢宏一

中沢宏一前会長

 私は宮城県人会の活動をべースとして様々な社会的活動に参加して参りました。  多くの方々に出会い ご指導いただきご交誼を賜わりました。県人会を引退するに当りこの間の主なでき事を振り返り、皆様に感謝の意を表したいと思います。  宮城県人会との関係は1970年、父敬助が全国海外移住家族会の「移住者慰問団」で来伯した時に県人会(会長大 ...

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アフリカの後塵を拝するラ米=なぜ革新分野で遅れ取るのか=パラグァイ在住 坂本邦雄

メキシコ人のギレルモ・デル・トロ監督(Gage Skidmore, via Wikimedia Commons)

 映画「La forma del agua」(2017年「水の形」ギリェルモ・トーロ監督、邦題『シェイプ・オブ・ウォーター』)が、多くのオスカー像・アカデミー賞にノミネートされた快挙は、当然メキシコでは祝うに値するし、さらにラ米諸国の人々もそれぞれの国境内外で、ラテン系人材がタレントを発揮して各分野で成功している事を大いに誇って ...

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どうなる?! 大統領選挙=ルーラ有罪で政局はどう動く=親ガメこければ小ガメも?=橘かおる

「ルーラの替え玉」とも噂されるアダジ元聖市長(By Henrique Boney, via Wikimedia Commons)

 ルーラ元大統領に二審裁判所(TRF―4)から有罪の判決が下りました。この審判は政治関係者だけでなく、全国民が注目していました。そこで、3裁判官全員一致で一審(クリチバ)の判決よりも重い12年1カ月の刑が下されたので、「やっぱりブラジルの裁判所は正しい判断をしてくれた」と多くの人たちは賛同の拍手を送りました。さて、この判決を受け ...

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アルゼンチンの柔道について=1906年からの深い絆=山本ファン・カルロス=(下)=2師範が開始、移民柔道家先導

新渡戸稲造(By published by 東洋文化協會[Public domain], via Wikimedia Commons)

 【らぷらた報知1月11日付け】東京オリンピック2020の日本柔道チームは、リオ・デ・ジャネイロ・オリンピック2016よりもパフォーマンスの向上が図られている。  リオでは、総メダル数11個、金メダル3、銀メダル1、銅メダル8を獲得し、これは2012年ロンドン・オリンピックの散々な結果を挽回した。  7つのメダルの内ただ一つの金 ...

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アルゼンチンの柔道について=1906年からの深い絆=山本ファン・カルロス=(上)=嘉納治五郎とオリンピック

嘉納治五郎( [Public domain], via Wikimedia Commons)

 【らぷらた報知1月11日付け】柔道は日本で130年前に創始され、現在は「世界のスポーツ」となり、日本文化の中でも1番世界に浸透したのものの一つとなった。例えば、世界柔道連盟の加盟国の数は、国際連合のそれを上回っている。  この事はアルゼンチンでも言え、110年以上の歴史があり、日本から来たスポーツでは最も古くそして普及している ...

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一人の学生親善視察が蘇えらせた日系移民の英才たち=ビラ・カロン在住 毛利律子

日本大学南米研究会幹事の木村半さん(前列中央)を歓迎する、ブラジル側の学生連盟の皆さん。錚々たるメンバーが参加した

 1939年(昭和14年)7月11日15時、初代「あるぜんちな丸」が横浜港を出港して、横浜を出港して世界一周の処女航海の途に就いた。その船に、外務省、拓努省、貿易組合中央会の援助を受け、学生親善視察として乗船していた一人の青年がいた。その人は日本大学南米研究会幹事・木村半(きむら・なかば)20歳であった。  7月12日付け東京日 ...

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第35回武本文学賞を総括して=作品にコロニア語を使おう=ブラジル日系文学会長 中田みちよ

昨年の第34回武本文学賞授賞式の様子

 「武本文学賞」というのは、日系社会の文学活動を創立時からささえてきた武本由夫(1983年逝去)を顕彰して設置されたものである。83年に募集され第一回発表が1984年発行の「ブラジル日系文学15号」誌上、その後35年間継続されてきている。  そして2015年には創刊50周年を記念して、この間の受賞作品を集めた『武本文学賞受賞作品 ...

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ラ米で地歩を固める中国=「呪いの壁」で助けるトランプ=パラグァイ在住 坂本邦雄

ラ米諸国と米国を隔絶する「呪いの壁」。左側がサンディエゴの国境警備隊事務所、右側がメキシコティフアナの間の国境フェンス(By Sgt. 1st Class Gordon Hyde [Public domain], via Wikimedia Commons)

 2017年の重大なニュースの中で、比較的世論の関心を惹かなかった重要な問題は、トランプ大統領のラ米諸国との冷ややかな政策や無関心な対応によるスキに乗じて、中国が同地域における政治・経済的影響力を抜け目なく、着々と伸ばして来ている事実である。  トランプ大統領のメキシコに対する痛論、不法入国者、反自由貿易主義、世界の195カ国が ...

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パラグァイの和牛生産事情=300頭、ハヤシ牧場訪ねて=アスンシオン在住 坂本邦雄

寿会の一行に説明する林さん(中央)

 アスンシオン市寿会(老人クラブ)の一同は11月27日(月)、在バレンスエラの和牛飼育牧場を見学した。例によって神内日系社会福祉センターから定刻8時半にダブルデッカーバスで出発し、11時半頃に「ハヤシ牧場」に到着した。  この日は月曜日の事でもあり、参加メンバー数は35人に過ぎなかったが、一行は林英二郎さん(えいじろう、愛知県名 ...

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『南蛮屏風傑作選』を鑑賞する=聖市ビラ・カロン在住 毛利律子

図ー1(出典:Alexandra Curvelo 2015, Chandeigne p.22)

 1543年、日本人が初めて接触したヨーロッパ人はポルトガル人であった。以来、ポルトガル人と日本人の間には活発な交流が行われたが、16世紀後半から17世紀初頭の鎖国令発布までの国際交流の様子がつぶさに、しかも美しく描き上げられた屏風画がある。Byoubu(屏風)由来の言葉 Biombo(ポ語)に描かれたポルトガル人と日本人の風俗 ...

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