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特別寄稿

統一選挙で変わるかブラジル=新人ドリア登場で見えた一条の光=駒形 秀雄

ドリア氏(By TinaBornstein (Own work), via Wikimedia Commons)

 「暑いですね」「いや、また寒くなりましたね」こんな事を言っているうちに9月も過ぎ、10月2日ブラジル全土で統一地方選挙が行われました。  この選挙は私達の市町村の首長や議員を選ぶ身近な行事なのですが、あまり大きな話題にもならず、いつの間にか始まり、そして終わったという感じでした。  この『静かな選挙』の理由としては、今回から実 ...

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テメル新大統領のパ国初訪問=10月に課題盛りだくさん=べ国マドゥロの末期的な罵詈雑言=パラグァイ在住 坂本邦雄

物議をかもしているベネズエラのマドゥロ大統領(Foto: Freddy Zarco/ABI, 13/10/2015)

 パラグァイ外務省と駐巴ブラジル大使館の共同発表に依れば、テメル新大統領は、地域諸国の中では初めての外遊先となるパラグァイを来る10月3日(月)に公式訪問する事になった。その目的はイタイプー、貿易、インフラ整備やメルコスール等の盛り沢山な諸問題の見直しの検討にあり、カルテス大統領との精力的な首脳会談が予定されている。  パラグァ ...

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女傑「ラス・レシデンタス」の国=パラグァイ日本人移住80周年=隠れた女性の貢献こそ社会の基礎=アスンシォン在住 坂本邦雄

ラス・レシデンタスのモニュメント

 パラグァイの名物と言えば『ナランハ』(ミカン)、『ジェルバ・マテ』(マテ茶)と『女性』が有名である。ナランハはブラジルで言うラランジャだが、パラグァイのものとは一寸味が違う。ジェルバ・マテもアルゼンチン、ウルグァイ及びブラジルでも知られるいわゆるマテ茶だが、元はグアラニー族分布領域の在来植物であって、従いパラグァイが自生マテ茶 ...

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医学英語に似たポ語の不思議=ラテン語由来の意外な共通点=語源から見た言葉の奥深さ=聖市ヴィラカロン在住 毛利律子

哲学者プラトン(Raphael [Public domain], via Wikimedia Commons)

 ここ10~20年の間に日本の医学界では、アメリカの影響で「医学英語」が席巻するようになってきた。これが、「受験英語」しか知らない日本人にとっては相当に難しい。なぜ難しいかというと、その語源がギリシャ語やラテン語にあるからだ。大学の英語学担当の指導教師も、ラテン語やギリシャ語の基礎知識を学ばなければならない。筆者もその一人だった ...

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『ギュンターの冬』日本で出版=独裁者が持つ二つの顔=邦訳2冊目のパラグァイ文学=アスンシオン在住 坂本邦雄

『ギュンターの冬』の表紙

 6月初旬に、私立大学ではパラグァイで一番大きい「北方総合大学(Universidad del Norte)」のフアン・マヌエル・マルコス総長の著作になる異色のミステリー政治小説『ギュンターの冬』(El invierno de Gunter)の邦訳版が、京都外語大学で開催された日本ラテンアメリカ学会の定期総会を機に紹介され、次い ...

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巴亜双国ヤシレタ・ダム=米国諜報機関が機密解除=秘密文書で意外な事実判明=パラグァイ 坂本邦雄

ヤシレタ水力発電ダムは亜国と共同で作られ、堤防の長さは50キロにも及ぶた巨大ダム。パラグァイは、ブラジルとの共同で作ったイタイプーダムと、このヤシレタ・ダムの二つにより、世界最大の電力純輸出国としての地位を確立した(By No machine-readable author provided. Eby gov py assumed, via Wikimedia Commons)

 最近アメリカの諜報機関が機密解除したアルゼンチン最後の独裁政権に関る軍事秘密文書の中で、ヤシレタ水力発電所の建設プロジェクトは「ラテンアメリカにおける最も多くの機会と利益をもたらす善い米国の事業計画」に資格分類されていた事が判明した。  アメリカ政府の国家情報局長は去る8月8日、パラグァイにも言及する1千ページ以上に及ぶ当時の ...

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正念場にたつブラジル=五輪をバネに経済好転の兆し=7月20日=聖市在住 田中禮三

北東伯で今も人気が高い停職中のジウマ大統領(Foto: Roberto Stuckert Filho/PR)

 一昨年来、石油公社ペトロブラス絡みのスキャンダルが、ブラジル政治・経済の中枢を揺るがす重大な事態を招いている。オリンピック前夜の現在、その後も乱気流の中を漂い続けるブラジルの状況をお届けする。《1》ペトロブラス・スキャンダル ブラジル連邦警察が2014年4月に捜査を始め、「ラバジャット作戦」と名付けられたこの事件は現在も捜査が ...

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未来への遺産となるか=リオ・オリンピック会場=果たして東京五輪のお手本に=聖市ヴィラカロン在住 毛利律子

オリンピック・パークの全景。奥に風光明媚な山々が広がる(Foto: Renato Sette Câmara/Prefeitura do Rio)

 本日8月5日、南米初のオリンピックがリオ・デ・ジャネイロで始まる。 ブラジルがこの数年で急速に深刻化した政治・経済が混迷を深める中、開催経費382億レアル(約1兆2200億円)をかけて開催にこぎつけたと報道されている。 オリンピック・パーク(五輪メイン会場)は、なんと広さ約118万平方メートル、東京ドーム25個分の広大な敷地に ...

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南米の異端児ヴェネズエラ=パラグァイと伯国が異議=メルコスール=輪番議長国就任に=アスンシオン在住 坂本邦雄

問題となっているヴェネズエラのマドゥーロ大統領(Foto: Ismael Francisco/Cubadebate)

 南米南部共同市場(メルコスール)は加盟国国名の頭文字の(ABC)順に沿って輪番議長国の座を6カ月毎に持ち回りで交代する制度である。 本来なら規定に従ってこの7月にウルグァイからヴェネズエラに議長国の席が引継がれるはずのところ、パラグァイとブラジルの反対で延び延びになっている事態が続いている。 そもそも2006年来パラグァイ国会 ...

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巴国の今後の課題を探る=知名度を高める努力が必要=小粒な反逆児の潜在力=パラグァイ在住 坂本邦雄

罷免されたルーゴ元パラグァイ大統領とルーラ前大統領(Foto: Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 仏ソルボンヌ大学のラテンアメリカ高等研究所の所長で、ヨーロッパのラ米諸国に関心を抱く政財界やマスメディア界のトップ顧問の一人として知られる、ステファン・ウィトコフスキー専門家は、「パラグァイは国際社会でよりその存在感及び知名度を高めるべく努力すべきだ」と言う意見である。 これは、当地ABC・Color紙のジャーナリストでFP・ ...

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