ホーム | コラム | オーリャ! (ページ 118)

オーリャ!

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月24日付け  日本では何はなくとも神社に出向き、祈りを捧げていたのだが、サンパウロへ来てからというもの、色々な歴史ある教会へ行ってはみるものの、どうもしっくりこない。  あの鳥居を抜けて踏みしめる敷石の感触。手水舎の水の音。鎮守の杜が織りなすひんやりとした空気…。日本人の信仰は自然の要素に富む。  我 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月21日付け  デカセギ子弟の教育研究をしている結城恵群馬大学准教授の来伯講演で、衝撃的な話があった。デカセギに関する局地的な報道により、あるブラジル人学校が閉校に追いやられたという。  一つのメディアが取り上げると他が寄って集って群がり、結果的に「ここは危ない」というレッテルが貼られてしまう。すると保 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月20日付け  「国際交流」という言葉をよく聞くが、学生同志が運営、連携して事業にあたる例は少ない。  その代表的な団体が世界百カ国、八百の大学に委員会を持つ世界最大の学生特定非営利活動法人「アイセック」(http://aiesec.jp/index.html)だ。  日本からは、年間二百五十人ほどが海 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月19日付け  十六日から授業開始のサンパウロ州立高校の一つで、先輩からのいじめを逃れようとした新入生が、車にはねられてケガをした。  大学生の新入生いじめで何件もの報道があった後でも、と思うとなお心が重くなったが、「初日の事は忘れたい」と言う被害者が、「自分が上級生になったら、同じことは繰返さない」と ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月18日付け  沖縄系二団体の統合が大詰めを迎えている。  新組織を立ち上げる合併の路線から、二つの団体を残しつつ活動を共通化する統合の道を選んだ両団体。三年が経ち、ようやく共通メンバーの執行部を選出するところまでたどり着いた。  両団体が分離してから三十余年。今年の総会で会長が、「先輩たちが立派な会と ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月17日付け  日本では食の安全が叫ばれている中、産地直売店の人気は高まっているし、スーパーの有機野菜コーナーでは、生産者の名前はもちろん、顔写真まで貼られた野菜も珍しくない。  こちらでは普段野菜を買う時に、メルカードを利用するのが便利だが、産地もいつ採れたとも分からない、〃顔のない〃野菜を袋に詰めて ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月14日付け  日本語が話せない若い日系人がJポップや演歌を上手に歌う姿は今や珍しくない光景だが、非日系人も上手に披露する姿を見て驚いた。日本人が歌う英語の曲よりうまい。  八日に行われたカラオケキャラバン全伯大会で、彼らの発音のよさ、感情のこもった歌声に惚れ惚れした。  「川の流れのように」を歌った女 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月13日付け  新聞購読者数が減っているのは世界的な現象。その点、コロニアの邦字紙が先を行っているのは周知のとおりだが、最近〃珍しい〃話を聞いた。  リベルダーデのあるバンカで弊紙ポ語版が売り切れた。文協選挙で会長立候補を表明している小川彰夫氏が一面を飾ったものだが、店主曰く、「売り切れることは滅多にな ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月12日付け  九日のインターネットで「エルアナさん死亡」の報が流れ、古くて新しい問題の再燃を実感させられた。  問題の女性は、二十歳の時の事故以来、十七年目覚めることのないまま入院。いわゆる植物人間となった彼女の安楽死、尊厳死を願った父親は十年間法廷で争い、一月にミラン法廷の許可判決を得、二日に転院。 ...

続きを読む »

コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月11日付け  厚生労働省の調査によれば、三月までの半年間に約五千六百人の外国人労働者が失職する見通しだという。おそらく、そこには多くのブラジル人が含まれているはずだ。  デカセギやその家族の苦境を伝えるニュースが毎日のように日本で報じられている。個々のケースだけを見ると〃大混乱〃が起きているような印象 ...

続きを読む »