オーリャ!
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コラム オーリャ!
ドイツの生ビール、イタリアはパスタ、民族衣装の女性がパエリアを薦め、ヤキソバには行列。 サンパウロ州移民博物館で開かれた移民祭り。各国料理で賑わう雑踏の中、ブルガリアのスタンドに一人の老一世が佇ん
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コラム オーリャ!
日本文化の代表として、寿司、うどんといった食べ物や、折り紙、書道、柔道などがあげられるが、その中で「特異」だと思うのがカラオケとアニメ。 カラオケとアニメを世界に発信したのが日本であることは誰もが
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コラム オーリャ!
日系人社会を取材し始めてまだ二カ月も経たないが、日系人社会というものは実に面白いと思う。 日系の方々が、非日系の方々を「ガイジン」と呼ぶのを初めて耳にしたときは驚いた。日系人社会では、ブラジル国籍
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コラム オーリャ!
リベルダーデでアパートの購入を検討している知人に付き添い、現在分譲中の仲介人事務所へ。 知人、間取りや値段を睨みつつ、大長考。担当者がしびれを切らしたころ、賑やかに入ってきた中国人らが購入を即決。
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コラム オーリャ!
「ナイススピーチ。力強い握手に爽やかスマイル」―十月の総選挙戦を控え、各候補者は広報活動に必死のようだ。 先日とあるスポーツ大会へ訪れる機会があった。その開会式で、来賓として来ていたある日系人候補
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コラム オーリャ!
「僕は二世だけどね」と、その老男性は言った。「でも歌の意味は分かるんだよ」 日曜日の沖縄県人会クリチーバ支部発足式典。会場で話した男性は、沖縄方言で歌われる琉球民謡を聞きながら、歌詞の意味を説明し
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コラム オーリャ!
先日、文協大講堂で日本からの作曲家を迎えてカラオケ大会が行われた。出場者は練習を繰り返し、気合も十分。 華やかな衣装に、流れるような振り付け。「カラオケが一番だよ」と参加者が話す。会場に響きわたる
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コラム オーリャ!
記者として二カ月目。最近、日系三、四世の私と同年代くらいの若者と話す機会が増えてきた。 彼らに日本語ができるかどうか問うと「全くできない」という返答が返ってくるのがしばしば。ポルトガル語でしか話さない
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コラム オーリャ!
バストスの卵祭りで鯉のぼりを揚げようと、高知県で寄付を募ったところ、わずか二週間で百匹以上が寄せられた。 人情に熱い県民性に感心しつつ、その多くは長く押し入れに眠っていたものかな、とも思った。
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コラム オーリャ!
「まだあんたはベイジョが下手ねぇ」―先日、慣れないブラジル式の挨拶をした際に、近くのおば様方から言われた言葉だ。事実その通り。 アブラッソ(抱擁)してベイジョをする。日本で生活していた時には一回も