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コラム

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◇コラム 樹海

 猛暑ではないが暑い日が続く。厳寒の冬だというのに股引は箪笥に仕舞い込みポロで済む。日差しが強く麦藁帽子がいいし、これは暖冬に違いない。動物園の猿や熊は飼育者から水を掛けてもらい大喜び。サンパウロは30度を超し観測史上の最高気温だそうだしパラナのクリチーバも暑い。湿度が低く雨不足のせいで豊かな流水を誇るイグアスーの滝までが水枯れ ...

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◇コラム オーリャ!

コラム   秋田県人会で由利本荘追分会創立総会があった。沖縄などを除いた他県で町、市レベルでの親睦会があるのは珍しい。  私事で恐縮だが、記者の郷里は多く移民を送り出し、戦前は華美な服装で英単語を混ぜて話す「ハワイ帰り」という人が多くいた地域。  知人の郷土史研究家から、ハワイでは県人会より村人会の活動の方が活発で今も会合が行わ ...

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東西南北

2006年7月28日付け  外為法改正によりブラジルの空港免税店での買い物は、レアル通貨で決済できることになった。しかし、計算するとレアルで払ってもドルで払っても差はなく、何が改正になったのか旅行者は分からないという。旅行者が買い物をするのは免税の恩典があるからで、通貨は関係ない。ドルの下落が続き、持っている間に目減りするなら、 ...

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大耳小耳

2006年7月28日付け  さきの日本祭りで「ブラジル日系文学」ブースは、出展奨励ブースとして、ふさわしい働きがあったようだ。芭蕉の「古池や――」の句をハイカイ作句者と散文翻訳者による二通りの翻訳で紹介していた。省略が効いたハイカイ風をブラジル人は理解しただろうか。文芸愛好者たちには〃たまり場〃として格好の場所だった。ミナスへわ ...

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◇コラム 樹海

 大相撲名古屋場所は、外国人に話題が集まって終わるだろうと予想したが、そのとおりになってしまった。その話題だが、「強い」ばかりでなく、「粗暴」のほうも注目された。代表格は露鵬であった▼ここで「優等生論」を書くつもりはない。大相撲力士には負けると感情をあらわにし、ものに八つ当たりする人が、いつもいるそうだ。あのおとなしそうに見える ...

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◇コラム オーリャ!

コラム   三世の友人の話。「パラグアイから来た二世は日本語が上手だったから悔しくて。がんばろうと思った」。「私はまだまだ」と謙遜するが、冗談もことわざも難なくこなす彼女。  そういえば、と思い出したのは、カナダから日本語教師研修に参加した一世の先生の言葉。「二世、三世の人たちが頑張っているのを見るとすごくいい刺激を受ける」。 ...

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東西南北

2006年7月27日付け  国内のタイヤメーカー各社は、中国から輸入されるタイヤがダンピングに当たるとして中国政府を非難している。輸入は今年に入ってから二五〇%も急増。価格は国内製品より八〇レアルも安い。      ◎  消費者保護センター(Procon)は、プラズマテレビや液晶テレビのメーカーと小売店の商品紹介に省略がないかど ...

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大耳小耳

2006年7月27日付け  十月総選挙に向け〃戦い〃たけなわ。当局は「おカネのかけ過ぎ」と警告はしているが、立候補者本人たちは、かけずにはいられないという心境か。ハタから見ていると、思わず笑いがこみあげてくる運動もある。炎天下、アベニーダのセーフティゾーン(中央の高み)で候補者の写真入りの大プラカードを持ち、終日座っている雇われ ...

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◇コラム 樹海

 日系ブラジル二世が主人公のサスペンス小説『ワイルド・ソウル』(垣根涼介著、幻冬舎文庫)の映画化が日本で発表になった。これは〇三年に大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞、史上初の三冠という栄誉に輝いた。移民百周年公開に向け、来年からブラジルロケもする予定というから楽しみだ▼同著は日本の棄民政策に復讐する日系人 ...

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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2006年7月26日付け  八十周年を迎えた第二アリアンサを訪ねた。  ふと、移住地の歴史と人の一生とを重ねた。赤子のように何も分からず原始林の開拓に挑む幼少期、そして青年から壮年期を経て、移住地が町になっていく。  百数十を数えた日系家族は、現在三十数家族。出た人がいて、残った人がいる。そして今がある。様々な人生 ...

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