日本移民九十八周年の慰霊祭が各地で行われている。「お久し振りです」と集まった人たち。先人たちの偉業を称えると共に、これまでの生活を振り返るのだろう。 生まれる以前の昔の歴史。厳粛な空気をどう受け止めていいのか戸惑っていたその時、「今の若い人たちは苦労を知らない」との言葉を聞いた。 ふと日本でのことを思い出した。 テレビで ...
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コラム 樹海
自衛隊は真に奇妙な存在である。左翼からは「憲法違反」の罵声だけが届く。霞ヶ関の官僚らも「触らぬ神に祟りなし」とばかりに何となくそっけない。国民もまた「平和の敵」とまではいかないまでも、胡散臭そうな目で見る事が多い。そのくせ―地震や災害になると「力強い味方」に一変し仰々しく守り立てる。勲章にしても、陸将や海将・空将になっても勲一 ...
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2006年6月17日(土) 大統領予定候補者アウキミン氏の副大統領候補、ジョルジ上議(PFL)は十五日、仕事もせずに旅行ばかりして、大酒をあおっているとルーラ大統領をこけ下ろした。ベルゾイーニPT党首は、絶望的状況にある野党の悪あがきとやり返した。 ◎ リオ地裁は十五日、ヴァリグ航空の買収についての決定を無期限に延 ...
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2006年6月17日(土) 十九日の月曜日朝に行われるイビラプエラ公園の慰霊碑法要への参加を、県連が呼びかけている。無料バス三台が用意されており、午前九時に文協前(サンジョアキン街)を出発する。基本的には六十五歳以上の方が対象だが、付き添いの人も同乗可能。慰霊碑は車の無い人には少々行きづらい所にあるために、サンパウロ市在住者で ...
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先日オーリャの内容について「あたりまえの事ばかりで面白くない」との指摘をいただいた。 最近新しく入った記者の目からは、日系社会は見るもの、聞くもの全てが新鮮。自分なりの新しい発見を幾つかオーリャに綴ってみるのだが、どうやら内容にバリエーションがなく、つまらないらしいのだ。 「毎度のように読まされる方のことも考えて書け」と喝 ...
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新聞社の近くに「あかべこ」というコ―ヒ―の店がある。日系の若いお嬢さん方がケーキなどをサ―ビスするところで人気もそれなりに高い。仕事に区切りがつくと一杯のコ―ヒ―を飲みに出掛けるのだが、お嬢さんらが素朴で粗い麦藁帽子をかぶり濃い青色の派手なTシャツでてきぱきと軽快に動く。そう―「ジュニナ祭り」の到来なのである▼聖体祭のミサもな ...
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2006年6月15日(木) ガルシア・ペルー大統領は十三日、ブラジリアでルーラ大統領と会談し、ペトロペルーとペトロブラスの提携を促進し、新たに発見された鉱床から得た天然ガスをすべてブラジルに供給することを約束した。また、米国とすでに結んだ自由貿易協定と同様の協定をブラジルとも締結したい意向を示した。 ◎ 五日から七 ...
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2006年6月15日(木) ブラジル日本移民百周年記念祭典プロジェクト委員会(吉岡黎明委員長)は、応募された百周年のテーマソング、スローガンを選考の結果、「該当者作品なし」として再度、募集する。日本語のみ。締め切りは七月三十日まで。詳しくは同協会事務局(電話=11・3209・3875)まで。 ◎ 先日行なわれた秋田 ...
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PCC騒動の時みたいだな――。十三日に行われたブラジル対クロアチア戦。試合開始三十分前に会社を飛び出した。国を挙げての祭典が始まる。その瞬間を目に焼き付けたかった。 グロリア通りに出た。日本人街の目抜き通りだ。足早に家路に向かうイエローの集団を避けながら、一人空を見上げる。日本人街の象徴「すずらん灯」にブラジル国旗が溢れてい ...
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サンタカタリーナ州にはドイツ人移民が作ったブルメナウという町がある。七〇年代以降、オクトーベルフェスト(ビール祭り)で町おこしをして有名になった▼欧州の演劇界で名声を得ながらも、栄華半ばにして突然ブラジルに移住し、生涯をその町で終えた実在のドイツ人女優Edith Gaertnerの謎の生涯を軸に、町の開拓期を描く映画「Outr ...
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