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コラム

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コラム オーリャ!

 この週末は、各伯字紙に東京のデカセギ・シンポの記事が掲載されたが、どこか他人事風だった。むしろ、それに先立つ十三日のフォーリャ紙意見欄にあった在東京のクローヴィス・ロッシさんの投稿は興味深かった。  ブラジル経済政策の失敗こそデカセギ問題の真因であり、それを解決できない自国政府の無能さを嘆き、次の一文で締める。「どんなに日本が ...

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コラム オーリャ!

 出稼ぎは、日本の作家の持ち駒を増やした。  桐野夏生の『OUT』には、弁当工場で働く二世のカズオが出てくる。主人公に絡む重要な役所だ。馳星周の『漂流街』はデートクラブに勤務するマリオ(三世)を軸に話が展開する。  ミステリーや暗黒小説の分野にとりわけ活躍の場があるようだ。二重のアイデンティティを抱えつつ、社会の周辺に生きる。そ ...

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東西南北

2月25日(火)  サッカー応援団系サンバ・ブロッコが衝突、犠牲者三人を出した事件で、サンバ界の巨匠とされるエヴァリスト・カルヴァーリョ氏(七一)は、「サンバ愛好家にとってサンバ会場は神聖な地。殺人鬼は恐らく犯罪者だろう。サンバを愛する人は絶対にそんなことをしない」と嘆いた。事件当事者らが参加した『インデペンデンテ』は事件後、ア ...

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コラム 樹海

 このところ外務省批判が厳しい。公金を使って私物の絵画を購入した総領事閣下がいたり、日本の外交官なのか赴任国の官僚の役目をしているのか不明な大使さまがいたりもする。先だってまでアジア欧州局長だった某キャリアを「国賊」と呼び雑誌に論文を発表する衆院議員までが飛び出す始末なのである。自民党内からは、川口外相更迭論が勇ましいし、このま ...

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コラム オーリャ!

 空想の世界の人物が時に現実として姿を表すことがある。  熱血教師を描いたTVドラマ「金八先生」。多感な中学生を受け持つ主人公が、生徒との摩擦や対立を乗り越える「師弟愛」の物語だ。  〈こんな先生いねえよな〉。決して品行方正な学生ではなかった私は、しばしば冷めた目で、ブラウン管の中で奮闘する彼の姿を眺めたものだ。 ところが現実は ...

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東西南北

2月22日(土)  テレフォンショッピングやテレフォンセックスを売り物にする業者は有料情報提供回線、〇九〇〇や〇三〇〇を使って営業してはいけない、との判決が下された。テレフォニカとエンブラテルはそれらの回線の悪用によって公共道徳を傷つけた責任として、一千万レアルの賠償金の支払いを命じられている。      ◎  米州開発銀行の報 ...

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コラム 樹海

  三浦敬三さんは凄い。今年で白寿を迎えた老スキーヤーながらフランスの氷河を二四キロも走破したのだから─そこらのご老人とは大いに違う。若い頃から名スキーヤーであったが、フランスに乗り込む前には北海道での練習に汗を流し老骨を鍛えたの記事を日本の新聞で読んだ。老い─は誰にでもやってくる。が、どう迎えるかは意外と難しい▼敬三さんはとも ...

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コラム オーリャ!

 先日アニェンビーの大ホールで行われた韓国移民四十周年記念式典。    開始予定時間は七時だったが、来場者の到着が遅れたため、式典が始まったのは八時過ぎ。  二時間を越える式典後、韓国料理が供されるのかと期待していたものの、用意されていたのはもち菓子とサンドイッチ。お酒が好きなお国柄だからーと喉を鳴らすも、あるものは水のみ。   ...

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東西南北

2月21日(金)  サンパウロ州ロレーナ市の州立校で十八日、十四歳の少年が級友(一四)に殺害された。二人は以前から仲が悪く、この日もけんかとなった。級友は少年を殺すと脅し、学校の塀を飛び越え、ピストルを取りにいった。少年は級友の殺気に脅えて「早引けさせてほしい」と学校側に頼んだが許可されず、戻ってきた級友は廊下にいた少年を射殺し ...

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コラム 樹海

 サンパウロ日本人学校の児童たちにとって、グアタパラ移住地は、「また行きたい」ところである。移住地は毎年、同校小学部六年生の修学旅行先だ。昨年、一泊(ホームスティ)旅行後、一行十八人は同地文協に礼状を書いた▼美味しかったものは「日本食」「ご飯」「おにぎり」「みそ汁」。こどもの頃は、確かによそのご飯はおいしいものだ。それにしても、 ...

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