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記事一覧

酒 冬の料理とワインの〃国際結婚〃

グルメクラブ 6月25日(金)  ヴェージャ誌六月九日号「冬の料理に合わせるワイン」の記事が目に入った。  監修は国際的なワインの専門家。ここで引き合いに出されている料理と、それにお似合いのワインのタイプ=()内=を列記すると、グラーシュ(酸味と熟れた果実味のある赤ワイン)、フェイジョアーダ(軽く辛口の赤ワイン)、カスーレ(タナ ...

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話題 アイルランドなぬくもり

グルメクラブ 6月25日(金)  冬はクリームが恋しくなる。雪を連想させる色のせいかもしれない。その味に仄かなぬくもりを覚えるためでもあろうか。  日本では冬になると、クリームシチューのテレビCMがしきりに流される。雪がしんしんと降る寒い夜、一家団欒で取る夕食はアツアツのクリームシチュー。そんなイメージをいつしか脳裏に刻み込まれ ...

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流行 タイ料理

グルメクラブ 6月25日(金)  タイのタクシン首相のブラジル訪問にあわせて、十四日から十九日までサンパウロ市のグランドハイアットホテルで同国政府主催のタイ料理フェスティバルが開催され、好評を集めた。  フォーリャ紙など有力紙その模様を取り上げ、気候の似ているバイーア州の料理と比較するなどしていた。確かに、乾燥エビ、ナッツ、ココ ...

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メニュー ステーキとルッコラ

グルメクラブ 6月25日(金)  牛ステーキの付け合せにはルッコラが最高だ。原産は地中海沿岸。辛味と、ゴマやピーナツバターを連想させる香りが魅力。さっぱり肉が食べられる。  その前にステーキ肉の種類についておさらい。一般には(1)Chuleta(Bisteca)(2)File Mignon(3)ContraFile(4)Pica ...

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「ノートンワイン」

グルメクラブ 5月28日(金)   マイケル・ムーア監督のブッシュ批判ドキュメンタリー「華氏九一一」がパルムドールを受賞して終わったカンヌ国際映画祭。  同じくコンペティション部門に出品されていたヴァルテル・サレス監督「ディアリーオ・デ・モトシクレッタ」は結局無冠に終わった。だが、作品そのものへの評価は上々。今年十月には日本で公 ...

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チェ・アメリカ・ラチーナ1=チリ

グルメクラブ 5月28日(金)   革命家が初めから革命家であるということは恐らく、ない。少なくとも、後にチェ・ゲバラと呼ばれることになる、アルゼンチン人エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナの場合はそうだった。  一九二八年、裕福な家庭に生まれ、大学は医学部に進学しハンセン病研究を専攻。学生時代はボードレールや、チリの ...

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イタリア移民のサン・ヴィート祭

グルメクラブ 5月28日(金)   八十六回目、一九一八年から続く伝統行事だ。今年は特別な意味合いを帯びている。タマンヅアテイ川のほとりにたつ、集合住宅ビル「サン・ヴィート」の事情についてよく知る人なら話が早い。  市立市場が川をはさんで真向かいに、ビルの後方地域に位置するのが祭りの会場だ。常に不穏な、と言っていい空気を漂わせて ...

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ブラジルワインに誘われて=世界のトップ10入りする日は来るか

グルメクラブ 5月14日(金)  その頃のブラジルワインは実際悪くなかった。  名うての専門家による採点で九十点は取れなくとも、八十点を上回る品ならば市場に出回っていた。三年近く前の話になる。  ブラジルワインをいくらか軽視し、それとなく距離を置いてきた人間には当時の、八十点台ワインが新鮮に映じた。フランス、イタリア本場の香気に ...

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ブラジルワイン概説=「500年」の歩み

グルメクラブ 5月14日(金)  ポルトガル・リスボンの南東百五十キロ。アレンテージョは古くからのワインの名産地だ。十五世紀以来の伝統を誇る。同地区の中心エヴォラ。そこで造られるペラ・マンカは現存する世界最古のワインのひとつに数えられる。  少女が騎士に一杯のワインを差し出す―その瓶ラベルの図柄が特徴的だ。五百年間、モデルチェン ...

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ブラジルワイン=お薦めの10本

グルメクラブ 5月14日(金) 【赤ワイン】  ロヴァラ・メルロ2000/12レアル/柔らかな味わいだが酸味もきっちりとある。引き締まった後味、イチゴの香りが鼻を抜ける。カベルネ・ソーヴィニヨンであればグランデ・レゼルヴァ1999を。  ピザット・カベルネ・ソーヴィニヨン2000/17レアル/若い色合い。熟成後も楽しみ。果実香に ...

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