グルメクラブ 9月10日(金) オーガニックのものがどれもいい、ともてはやされている。化学添加物フリー、環境と身体に優しい―はいずれも時代のキーワードだ。 そんなブームに沸く昨今にあり、カシャッサにも百%オーガニックを売り文句にした商品が登場している。ワインやウオッカにはかねてから有機物がちらほらみられたが、時代の波はブラジ ...
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チェ・アメリカ・ラチーナ4 キューバ
グルメクラブ 7月23日(金) 土地の料理を食べながら、土地の音楽を聞く。幸せのひとときだ。サンパウロ市では、土曜日の昼下がり、フェイジョアーダにパゴージの組み合わせがいい味だしている。たとえ行儀が悪いと言われようが、体を揺らし、時には机を打楽器代わりに叩きつつ食べる、ラテンの味、全開だ。 「ラテンのノリ」でブラジルに勝る ...
続きを読む »話題――日本祭りに「和風ニョッキ」はいかが?
グルメクラブ 7月23日(金) 拝啓 県人会の皆様 本日からフェスティバル・ド・ジャポンが始まります。採算を顧みずあくまで郷土料理の提供にこだわる県人会から、ヤキソバ、天ぷらに走る利益重視の県人会までさまざま、その対応ぶりが傍目に興味深く映ります。さて、ここで提案があります。顧客となるサンパウロ市民にイタリア系が多いことを考 ...
続きを読む »酒―――男前に決めるなら生牡蠣には…
グルメクラブ 7月23日(金) フランス料理店で生牡蠣と特級シャブリの白ワインというと、つい構えてしまう。しかし、居酒屋で牡蠣に生ビールなら、肩肘張らず楽しみたい。 冬の味覚、牡蠣が出回っている。過日のこと、ヴィラ・マダレーナ区の「ASTOR」や「POST6」といった、市内でも屈指のショッピを提供している人気のボテキンでも ...
続きを読む »「Sobe! 雲になった気分で食事を」
グルメクラブ 7月9日(金) なぜ、みんな嬉々として高い場所に上りたがるのか。飲食するに際しても見晴らしの良いレストランとか、スカイラウンジが尊ばれる風潮が一般にある。個人的にはへそ曲がりのモグラ志向、地下や路地裏のバー、クラブを好むので、世間の通俗的な騒ぎにはいささか抵抗を覚えていた。 そんな折り、ジョルナル・ダ・タルデ ...
続きを読む »チェ・アメリカ・ラチーナ3 ウルグアイ
グルメクラブ 7月9日(金) 異「食」の料理ノンフィクションとして話題をさらったアンソニー・ボーディン「世界を食いつくせ!」(新潮社)。ニューヨークの有名シェフが「究極の食」を求めて世界を旅する話だが、その第一章「生き物が食べ物に変わるとき」に、ポルトガルの農家で豚が屠殺される場面が語られているそうだ。 集まってきた人々と ...
続きを読む »酒 「世界一」のモルト解説」
グルメクラブ 7月9日(金) スランジ・バー。乾杯をスコットランドではこういう。ニート。これは水などを加えずウイスキーをストレートでそのまま飲むことだ。どちらも世界一のスコッチウイスキーのコレクター、クライブ・ヴィディスさんから教わった。 サンパウロ市モルンビーの邸宅にお邪魔したのは三年ほど前。コレクションを展示する特別室 ...
続きを読む »「メニュー チーズ・フォンデュー」
グルメクラブ 7月9日(金) チーズは、おろすか、小さく切る▽ニンニクは半分に切り、切り口を鍋の内側全体にこすりつける。鍋にワインを入れ、煮立たせチーズを加える▽強めの火で絶えずかき混ぜながら溶かし、キルシュで溶いたコーンスターチを加える▽こしょう、ナツメグ軽く加える▽パンをからめて食べる。チーズが焦げ付かないように鍋の底か ...
続きを読む »「流行スープ」
グルメクラブ 7月9日(金) 旧市街サン・ルイス通り二三四、ホテル・エルドラード・ボレヴァルでは今月三十一日まで、併設のカフェで百種類ものスープを提供している。 カンジャ、カルド・ヴェルデ、マンジョッカのクリームスープといった定番から、パルミットや、キノコ、アスパラガスのスープなど盛りだくさん。各種パン、チーズも充実。 ...
続きを読む »チェ・アメリカ・ラチーナ2 ボリビア
グルメクラブ 6月25日(金) 快哉を叫ぶ。一杯三レアルのスープをして心動かされる機会は少ないだろうがソパ・デ・マニにはその魅力があった。 原料はピーナッツ。象牙色の液体の中に、ミキサーで砕かれたジャガイモ、ニンジン、タマネギといった野菜類が確認できる。 それにしても細心の注意で調味がなされていると思う。塩コショウ、ニンニ ...
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