サンパウロ州ピラシカバの連邦裁判所が10日、サンパウロ州水道公社(Sabesp)に対し、カンタレイラ水系では第2回目となる〃未開の水域〃の開放を禁じたと11日付伯字紙が報じた。 〃未開の水域〃は従来は利用できなかった取水口より低い部分の水で、カンタレイラ水系では5月15日に初回開放(取水)が始まった。 カンタレイラ水系はラ米最 ...
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東西南北
サンパウロ州知事にはジェラウド・アウキミン氏が再選したことは既報だが、同氏は前回の2010年よるに得票数が70万票ほど増え、州議会でも連立与党が過半数以上の議席を獲得。政敵であるPTの議席数は22から14に落ちており、州議会でも決定的に有利だ。そんなアウキミン氏は、当選後もサンパウロ州の水道危機について、「まだ水はなくならない ...
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カンタレイラ水系の9月の降水量は66ミリで終わった。9月に入る前の予報だと、この月は平年並みの降水量になるとのことだったが、蓋を開けてみると、91・9ミリの平均月間降水量の3分の2ほどの雨量で終わってしまった。これで10月1日現在、同水系の水位は6・7%にまで落ちている。その一方で、アウト・チエテは月間平均降水量の84・5ミリ ...
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ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事は9月29日、2015年も給水制限は行なわないことを明言した。同知事は「雨がたくさん降る必要はない。なぜかといえば、サンパウロ州には水がいっぱいになっている貯水場がいくつもあり、代わりが効くからだ」と発言した。また、「水不足に関して、州民に不透明な情報を流していないか」との取材陣の問いには ...
続きを読む »魚にも一票が必要?!
週刊『新潮』9月25日号に衝撃的な書き出しの文章があった。《がんと人類は似たような面があります。ともに、周囲の環境を破壊しながら、「増殖」を続けるところです》というものだ。以前から思っていたが、認めたくなかった内容が真正面から書いてあった▼《今や、世界の人口は70億になり、100億も目の前です。がん細胞の数と同様、人口も〃指数 ...
続きを読む »サンパウロに久々に強い雨=春夏の名物は戻るか?
サンパウロで生活していると、春や夏は毎日のように、「今日、市内で強いテンペスダーデ(夕立)が起き、○○通りなど数箇所でアラガメント(冠水)も起きた。市内の信号機は多数故障し、交通渋滞も引き起こされた」という記事を目にする。 これはサンパウロ市における、信号機の脆弱さ、大雨が降った際の道路の排水状況の悪さを物語っていて、市の弱い ...
続きを読む »カンタレイラ=雨が降らねば55日=〃未開の水域〃も底をつく=第2段階の取水やむなし?
サンパウロ州水資源・衛生局のマウロ・アルセ局長が25日、現状のまま雨が降らなければ、大サンパウロ市圏やカンピーナス地方の給水源であるカンタレイラ水系は11月21日で枯れるとの見解を明らかにしたと26日付エスタード紙やアジェンシア・ブラジルなどが報じた。 25日現在のカンタレイラ水系の貯水量は723億リットルで、利用可能な貯水量 ...
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22日午後11時29分をもって、ブラジルは春に突入した。ということは、これから通常なら雨季に入ることも意味し、サンパウロ州民にとっては神頼みで雨を期待したいところだ。だが、現状ではなかなか厳しいものがある。カンタレイラ水系の水位は22日発表の時点で5月15日に未開の水域を解放する直前の8・2%を下回る8・0%に落ちた。さらに、 ...
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サンパウロ市の警察署は、犯罪削減目標を達成した場合にボーナスがもらえることになっているが、州保安局が6日に発表した報告書によると、今年の第1四半期にボーナス支給対象となったのは93署の内、わずか16署(17%)でしかなかった。ボーナスの対象となるのは、「殺人と強盗殺人」「自動車の窃盗・強盗」の二つの犯罪を減らすことのできた署だ ...
続きを読む »電力供給が36%不足=発電所建設の遅れが響く=水不足と重なり高い電気に
電力部門専門のコンサルタント会社PSRが3日、今年1~7月の電力供給は2417メガワット(MG)で、国家電力庁(Aneel)の見通し(3820MG)を36%下回ったと発表したと4日付エスタード紙が報じた。 電力供給が電力庁の見通しを下回った最大要因は発電所の稼動や送電線の設置の遅れだ。4日付フォーリャ紙掲載の発電所の稼動の遅れ ...
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