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具志堅ルイス氏〔大統領府広報局長官〕=本紙質問に書面で回答

2003年1月1日(水)

 本紙は十一月から具志堅氏にインタビューを申し込んでいたが、組閣人事の多忙を理由に実現せず、書面による返答となった。徹底してルーラ新大統領の裏方にまわる具志堅氏は、例えポ語大手マスコミであっても取材を極力さけることで有名。言葉こそ少ないが本紙の質問に回答を返した。
《1》銀行組合リーダーから政権スタッフへ。このプロセスをどう評価するか?
 =政治を志すものとしては通常のプロセスだ。
《2》どうして九九年に政治活動を放棄したのか? 政治への絶望、それとも新しい闘いを模索するため?
 =新しい闘いを模索するためだ。
《3》選挙キャンペーンの参謀役、また後の政権移行チームなどにおいて、なぜルーラ新大統領の招待を受け容れたのか?
 =選挙キャンペーンはルーラ大統領が選挙で勝つための手助けをするため。政権移行チームに入ったのは、新しい闘いだから。この新政権がうまくいくようにしなければ。
《4》家族はそれにどう反応したか?
=(無回答)
《5》二十年経って、労働者党は権力の座についた。誰が変えたのか? 党自身か、それとも選挙民か?
 =党が返答すべきこと。
《6》PTは政権で何を変えるのか?
 =党が返答すべきこと。
《7》ブラジル国民は何をPT政権初年に期待したらいいのか?
 =党が返答すべきこと。
《8》PTは公約した内容、例えば失業や飢餓の追放など、どれを優先するのか?
 =党が返答すべきこと。
《9》国際社会はいくぶんの不信感をもってルーラ大統領当選を受けとめた。外国からの新規投資を誘うために何が必要か?
 =党が返答すべきこと。
《10》日本との関係を増やす特別な関心は持っているか? あるとすればどの意味で?
 =どのような形の関係強化になるのだろう? 日本との関係に関しては大変関心がある。
《11》両親から何か日本の習慣を受け継いだか? 政治の中でそれが役に立ったか? 子どもたちにそれを受け継がそうと思うか?
 =道徳的価値観がそれだ。例えば、正直さ、忍耐力、他人の尊重、意思力の強さ、人生における可能性の全ての源泉である仕事など。

◇大統領の黒子 具志堅ルイス=父が語る知られざる生い立ち

◇具志堅ルイス氏=本紙質問に書面で回答

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