ホーム | 日系社会ニュース | 初の試み=あけぼのホームで=さらに生きがいを=援協の施設合同運動会

初の試み=あけぼのホームで=さらに生きがいを=援協の施設合同運動会

4月29日(火)

 サンパウロ日伯援護協会(和井武一会長)は二十七日午前十時から、グアルーリョス市の特別養護老人施設、あけぼのホームで「第一回施設合同運動会」を実施した。老人ホームの入居者に生きがいのある生活を送ってもらいたいと、JICAシニアボランティアの杉本和恵さんが発案したもの。家族や職員らを含めて二百人以上が参加し、競技を楽しんだ。
 当日は好天に恵まれ、カンポス桜ホーム、サントス厚生ホーム、スザノイッペランジャホームから参加者があけぼのホームに集まった。
 種目には、借り物競走やパン食い競争といった、車いすを使用したお年寄りでも参加できるものが選定された。秋晴れの下、介護者に伴われながら会場内を走り回った。
 腕の上がらない人もこの日のために、玉入れの練習を重ねた。
 仮装行列では、各施設のホーム長らが水戸黄門や魔法使いに扮して練り歩き、観客を沸かせていた。
 ラッパやスズを鳴らしたり旗を振るなど応援合戦にも活気があった。
 運動会には、和井会長、中須洋治領事などが訪れた。
 援協は来年からも、継続して施設合同運動会を実施していく考え。

image_print