ホーム | 日系社会ニュース | マット・グロッソ・ド・スル州=麻薬密売容疑で日系逮捕=ボリビア機が農場に投下し隠匿=コカイン71キロを押収

マット・グロッソ・ド・スル州=麻薬密売容疑で日系逮捕=ボリビア機が農場に投下し隠匿=コカイン71キロを押収

5月14日(水)

 連邦警察は十日、マット・グロッソ・ド・スル州アキダウアナ市郊外のパナマー農場で七一・二キロのコカインを押収、麻薬組織の一員とみられるサンパウロ州アラサツーバ市在住のリカルド・ピニェイロ・ミヤモト容疑者(二六)ほか四人を麻薬密売の容疑で逮捕した、と十二日付のフォーリャ・オンラインが報じた。
 逮捕されたのはミヤモト、アデマール・ドゥアルテ・メンデス(四八)、ジェファーソン・マルチンス・デ・マットス(三〇)、アウレオ・ギマラウンス・ドス・サントス(四二)とボリビア人パブロ・スアレス・アリパ(三五)の五容疑者。
 十日午後、アキダウアナ市から約八十キロ離れたパナマー農場の一角にメンデス、マルチンス・デ・マットス、アリパの三容疑者がそれぞれコカインの入った袋を埋め終わったところで、張り込み中の捜査員に摘発された。コカインはボリビア籍航空機でパナマー農場へ投下されたもの。ミヤモト容疑者は、カンポ・グランデ市ジャルジン・アウトノミスタ区近くの車内でギマラウンス・ドス・サントス容疑者と密会しているところを一味として逮捕された。
 連邦警察は四ヵ月間、ボリビアとサンパウロ郊外を含むパンタナル地帯で張り込み捜査をしていたという。連邦警察はコカインのほか、物証として三八口径ライフルや車両などを押収。五容疑者は同日中にカンポ・グランデ市の連邦警察本部に護送された。容疑者らには麻薬密売の罪で十五年以下の刑の可能性がある。

image_print