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「いいなぁラジオ体操」外国から慶祝団 健康の喜び満喫

6月26日(木)

 さわやかな秋空の下、いち・にぃ・さん――。ブラジル・ラジオ体操連盟(松浦アントニオ会長)創立二十五周年と日本移民九十五周年を記念して、第二十一回慈善ラジオ体操大会がこのほど、パルケ・エコロージコ・ド・チエテ(チエテ環境公園)で開かれた。大会にはNHK「みんなの体操」講師の長野信一さんらが招かれ、千人あまりの愛好者とともに健康の喜びを分かち合った。
 同連盟は一九七八年、日本移民七十周年を記して当時のリベルダーデ商工会会員らが発足。現在では五十六支部、会員数七千人にのぼる大所帯へと成長した。そのうち、三〇%は非日系が占めるという。
 大会当日は日本から長野さんほか、(財)簡易保険加入者協会理事の迫田芳徳さん、NHKアシスタントの三森早苗さん、武蔵野市ラジオ体操連盟会長の宮下みさ子さんらが来伯。ペルーからはペルーラジオ体操会会長の坂本松美さん、同副会長の新垣秀子ベアトリスさんら十一人の慶祝団が訪れた。
 国内からは、サンパウロ総領事代理として山口克巳さん、JICAサンパウロ支所長の小松雹玄さん、日本文化協会会長代理の岩崎透さんら来ひんのほか、四十近くの支部から千人以上が来場。松浦会長あいさつ、先没者黙祷の後、日本とペルー、ブラジルの国歌がそれぞれ斉唱された。
 続いてデモンストレーションがあり、ストレッチ体操で体をほぐし、「みんなの体操」やラジオ体操一番、同二番、フォークダンスなどで汗を流した。その後、長野さんとNHK体操アシスタントの三森早苗さんを講師に「みんなの体操」技術講習会があり、参加者らは正しい姿勢を学びながら、のびのびと体を動かしていた。
 また、同大会は、慈善大会としては今回が初めて。参加者全員から一人当たり十レアルの寄付を集め、希望の家、憩の園、援護協会、やすらぎホーム、こどものそのへそれぞれ二千レアルを贈呈した。

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