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吟剣詩舞の魅力知ろう=連合10団体が全伯大会

6月2日(水)

 ブラジル吟剣詩舞連合会
(住田定男会長)は六日午前十時から、岩手県人会館(トーマス・ゴンザガ街95)で第四回全伯歌謡吟剣詩舞大会を開催する。
 詩吟・詩舞と剣舞を合わせた吟剣詩舞に、歌謡の要素も合わせたものが歌謡吟剣詩舞と呼ばれる。大会には連合会に加盟する十団体が参加する。
 「十年ほど前から、剣舞を舞う人にブラジル人が増えている。若い剣舞家の多くがブラジル人です」。来社した松本善方さん(連合会総務)は説明する。
 一方で、「日系の若者は詩吟と言うと難しそうだから、あまり近づかない。ぜひ一度、聞きに来て詩吟の素晴らしさを感じてほしい」と、作本登美子さん(同副総務)は語る。
 漢字が読めないため、詩の内容を理解しにくいことが、日系の若者が詩吟から遠ざかっている理由の一つと作本さんは考えている。そのため、当日は詩の内容説明があり、日系の若者が関心を抱くような工夫がなされるという。
 連合会には現在、祥こう流吟舞道ブラジル本部(山口祥寛会長)、ブラジル国誠流詩吟会(岡本国景会長)、心彰流ブラジル愛吟詩道会(本山清会長)、芙蓉秀峰会詩舞(軽部孝子会長)、朝翠流ブラジル詩吟会(高野秀子会長代理)、日本詩吟学院東朋岳風会ブラジル支部(亀屋正子師範)、関心流日本興道吟詩会(原口十一会長)、静山流静源会(榊原寿々子会長)、サンパウロ詩吟研究会(並松忍会長)、マリンが清流会(後藤都市子会長)の十団体が加盟する。 入場料無料。朝食付。
問い合わせは電話11・3207・2383(岩手県人会)。
 

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