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旧神戸移住センター保存を=4団体神戸市に要望

11月9日(火)

 旧神戸移住センターの整備・保存を――。ブラジルへの移住者をはじめ、多くの移住者を神戸港から送り出した歴史的施設である旧神戸移住センターの建物保存と「国立海外日系人会館」(仮称)設立を要望すべく、日系コロニア四団体は、五日午後、ニッケイパラセホテルで、矢田立郎神戸市長に対して要望書を提出した。
 日系団体がこのような要望書を提出するのは、二〇〇〇年四月から四度目。
 要望書を提出したのは、ブラジル日本文化協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、ブラジル兵庫県人会。
 神戸市から松下綽宏助役、藤本義兼生活文化観光局観光・国際部長、本田千恵同国際交流課主査が来伯。上原幸啓文協会長、和井武一援協会長、田畑稔県連副会長、尾西貞夫同県人会会長が出席した。
 上原会長から松下助役に手渡された要望書には以下のような要望が記されている。『ブラジル移民百周年にあたる二〇〇八年を目標として、百年前、笠戸丸が出航した神戸の地において唯一日本に残る移住関係の歴史的建築物であり、かつ、海外日系人共通の資産である旧神戸移住センターが「国立海外日系人会館」として整備・保存され、日系社会との関連で有効に活用されることは、我々海外日系人の切なる望みであり、この実現に向け、貴市の側面的な支援を強く要望いたします。』
 松下助役は、四団体代表者に対して、今後の支援を要請し、「国立海外日系人会館設立に対する現在の日系コロニアの思いや神戸市が行なっている活動についての意見を聞かせていただきたい」と挨拶した。
 上原会長の「ブラジル人との混血が進んでも、日系人としての誇りをカルチャーとして残すべき」との言葉を受けて、松下助役は、同会館について「ブラジルのことを知ってすぐに交流でき、日系人のルーツここにありと思えるようなものにしたい」と話した。
 松下助役らは、今後、リオ・デ・ジャネイロで神戸市との姉妹都市提携三十五周年記念式典に出席、九日帰国する。

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