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「在日ブラジル人が母国でどんな医療を受けていたか」=武藤さん研修に来伯

1月8日(土)

 ブラジルの医療・看護システムを学ぼうと、静岡県県立大学短期大学部看護学科助手の武藤稲子さん(44、福島県出身)がこのほど来伯、サンパウロやクリチーバなどの病院で研修を受ける。在日ブラジル人が、母国でどのような医療を受けていたのかを探るのが目的。滞在は三月二十三日まで。
 専門は臨床医学で一昨年静岡市で、毎年十月に実施されている外国人無料検診会にボランティアで参加。医療保険に加入せず、治療費の負担に悩んでいる在日ブラジル人がいることなどを知った。
 職場の上司もブラジルで研修しており、「私も何か役に立ちたい」と思って来伯を計画。統一保健システム(SUS)などについて、下調べをした。
 援協診療所、日伯友好病院を皮切りにクリチーバ、ロンドリーナ、アサイといった日系人口の多い町の病院を回る予定。看護士が携わっている診療現場を実際に視察し、「出来れば、受診される患者さんに聞き取り調査をしたい」と意欲を燃やす。ロンドリーナ大学では、講義も聴講する考え。
 武藤さんは「言葉を覚えて、在日ブラジル人と直にコミュニケーションがとれるようにがんばりたい」と力強く語った。

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