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東西南北

1月22日(土)

 サンパウロ市ジャルジン・アンジェラに住む日雇い労働者のエリゼッテ・オリベイラさんは二十日、雨が降るごとに自宅の周囲に土砂がたまり、異常事態を予感した。四歳の娘と身の回り品を携え、親類の家へ避難した。そこで土砂の下敷きとなった我が家をテレビの画面で見て驚いた。自宅放棄を拒絶した彼女の夫は、土砂崩れの寸前に通勤のため家を出た。一家は間一髪、命だけは助かった。
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 リオ市中央部にある二カ所のファベーラで二十日、五歳の女の子と若者二人(13、16)が麻薬密売人らに撃たれて死亡した。事件当日、サンセバスチアンの日を祝う祭りが行われており、隣のファベーラを傘下に収める麻薬組織が、力を誇示するため発砲したとみられる。頭を撃たれた十六歳の少年は、駆けつけた母親が抱きかかえる中、息を引き取った。
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 市外バスの乗車料金が二十五日に値上げされる。サンパウロ州交通料金基準局(ARTESP)は、運行距離が五十キロ以内の市外通勤バスの料金に一五・二二%の調整を許可した。同局は、燃料やタイヤ、部品の値上げと車両の減価償却のため調整を認めたと発表。前回の調整は、〇三年二月の二五・二%だった。一部では、すでに調整済みの路線バスもある。
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 全国一レベルが高いサッカーサンパウロ州選手権が十九日、開幕した。昨年はあわや二部落ちの危機に見舞われたコリンチアンスはイラン人企業家の資金提供を受け、ブラジルサッカー史上最高額の移籍金約二十億円でアルゼンチンのテヴェスを獲得。二十九日の対アメリカ戦で初登場の予定だ。また、昨年のブラジル選手権王者のサントスも好選手を加えた上に、欧州への移籍が噂されるロビーニョも健在。サンパウロはフットサル世界最優秀選手のファルカンを獲得した。例年になく見所の多い大会になりそうだ。

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