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東西南北

2月23日(水)

 米宣教師の殺人犯として指名手配されていたエドァルドことウイルケラノ・S・ピント容疑者をパラー州ベーロ・モンテ市で逮捕したと同州保安局が発表した。身柄は二十二日にアウタミーラ警察署へ護送され、取り調べが行われる。サーレス容疑者の取り調べによれば、PT党員でシキーニョことフランシスコ・A・ソウザ氏が、殺人教唆の容疑者として浮上。同氏は〇四年、地方選挙で副市長に立候補し落選した。
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 判決の不正取引で審理中の連邦裁元判事ジョアン・ロッシャ・マット被告が二十一日、トレメンベ市の刑務所からピニェイロス刑務所へ移された。その後、同被告は首都第一コマンド(PCC)からの暗殺の脅迫を理由に、同刑務所のトイレは身の安全確保に不適当だと抗議。検察庁は同被告がPCCを審理した過去がないため、脅迫は軍の営倉への移転を要求するための狂言だとみている。
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 パラナ州ポンタ・グロッサ市で十九日夜、飲酒運転の自動車が十三人をひき逃げし、十一歳から十四歳までの少年三人が死亡、四人が重軽傷を負った。運転手(32)は自宅で逮捕された。事件の前に運転手は駐車場の車にもぶつけ、ヘッドライトを消し高速で走行していた。被害に遭ったのは福音教会の団体で、キャンプに行く途中、道の脇で休憩していた時に事件に巻き込まれた。
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 サンパウロ市東部タトゥアペ区のファベーラ、ネルソンクルースで二十一日午前一時半ごろ、火災が発生、住民約千人が家を失った。数人が煙で中毒を起こしたが、重傷者はなかった。炎は二十メートルの高さに達し、消防士百五十人による消火活動は六時ごろまで続いた。原因はけんかの仕返しに女が火を放ったか、行き過ぎた盗電と推測されている。

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