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東西南北

3月30日(水)

 エスピリト・サント州のミランダ保安局長は二十八日、二年前に同州で発生したフィーリョ判事殺害事件で、テイシェイラ判事に殺害教唆の疑いがあると発表した。事件当日の朝、容疑者が実行犯に金を渡す現場を目撃したという証言が確認された。生前に被害者は容疑者が職権濫用や判決の売買に関わっていたという。実行犯の二人は昨年九月に禁固二十四年から二十五年の実刑判決を受けている。
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 サンパウロ市在住のパオラ・ベルツオルさん(22)は二十八日、コパカバーナ海岸の別荘で死体となって発見された。死因は刺殺。警察は、事件後失踪した恋人マルセロ・モンテイロ容疑者(24)を殺害犯として追跡中。容疑者は、別れた恋人にも過去に暴力を振るった前歴がある。マンションの管理人は容疑者がケガをしたといって、手を血まみれにしたまま外出したのを目撃した。また監視カメラを避けたのも不審だったと証言した。
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 サンパウロ国際空港で高級時計ローレックスやラップトップ型パソコンなどを持つ到着客に目をつけ、市内に向かう途中、オートバイで接近し強奪する強盗の一団を警察が追っている。空港で標的の目星をつける役の男は十二月に拘束されたが、裁判所は証拠不十分で男を釈放。被害者の情報提供を警察は呼びかけている。
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 サンタ・カタリーナ州衛生局は二十八日、シャーガス病媒介の原因とみられるブラジルさしがめ虫の巣を発見したと発表した。発病者が立ち寄った屋台の衛生管理は問題ないが、圧搾用のサトウキビが野積にされ、さしがめ虫が巣を作っていたという。同州では屋台でのサトウキビの絞り汁販売が禁止されている。犠牲者を出したことで、同局は屋台の責任者を追及するらしい。

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