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東西南北

2005年8月31日(水)

 カルネイロ下議(自由前線党=PFL)は二十九日、ジェファーソン下議の議員権はく奪を下院倫理委員会に要請した。PT裏帳簿から四〇〇万レアルを受け取ったこと、子飼いの公社幹部から資金を自党へ上納させたことなどが要請理由。要請の表決は九月一日に実施の予定で、はく奪の可能性は高い。
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 ブラジルスーパー協会の予測によると、スーパー部門の今年の売上は実質二%増と今一つだが、今年末までに一千店舗が開店、四万人を新たに雇用する見通しだという。民間建設部門に次いで雇用が多い同部門は、今年一年間に八十三万人を雇用する見込み。顧客への応対を中心に店舗間の競争が激しさを増しているため。年末に開店予定のエストラ・サントス店では四百五十人の募集に八千人が列をなした。
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 サンパウロ市南部の工場跡地に建設中の住宅用や商業用ビルが、飲料水高騰のため掘り抜き井戸を掘削している。サンパウロ州環境技術公社(CETESPB)は、環境法がなかった十年以上前の工場跡地に土壌汚染の可能性があるとして注意を呼びかけた。多くのビルは地下水を汲み上げ、生活用水に使っている。すでにインテルラーゴで十個所の掘り抜き井戸が飲用禁止になった。さらに六十箇所が、危険とみなされている。
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 ブラジル心臓医学学会が国内七十四都市二千五百人を対象に実施した調査で、現在タバコの喫煙者は二四・二%で、うち四三・二%が女性と男女間に大差なく、十年前に比べ女性の喫煙者が増加したことが判明した。過去に十年間以上喫煙していた人は二一・九%。三十五歳以上四十四歳以下の層の喫煙率が最も高く、二十四歳以下の層が最も低かった。

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