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容疑者の男逮捕=葬儀は厳重な警備で

2005年9月14日(水)

 サンパウロ市東部で十日から十一日にかけてヨネクラさん一家五人が虐待を受けて死亡した事件で、捜査当局は十二日までに容疑者の男(26)を逮捕した。
 職業は警備員と話す男は無罪を主張しているが、調べでは、ヨネクラさん一家と以前から面識があったとみられ、東部ヴィラ・ノヴァ・クルサー区のヨネクラさん宅付近に家族が住んでいるという。
 捜査当局では、もうひとりの容疑者の男(推定二十八歳、身長百七十五センチ、混血)の似顔絵を公開し、行方を追っている。
 また、殺された長野県出身の戦後移住者ヨネクラ・サダシさんは「米倉貞」さんで、第一次十回コチア青年として一九五七年九月十二日にさんとす丸で来伯していることが分かった。
 十三日午後三時ごろから市内ヴィラ・ノヴァ・カショエリーニャ墓地で行なわれた五人の葬儀には親族や、ヨネクラさんと親しかった同船者、コチア青年ら約百人が集まった模様。
 参列した関係者によると、墓地の周囲をパトカー数台が取り囲むなど厳重な警備が敷かれ、大手マスコミ各社が取材に訪れていたが、遺族の意向でシャットアウトされたという。

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